※本記事は、公式サイト・出版社・ニュースサイトで公開されている情報をもとにまとめています。推測にあたる部分は、その旨を書いています。
機動警察パトレイバー the Case Filesは2026年9月17日に発売された3Dアクションゲームです。このゲームで最初に驚くのは、遊ぶ前の部分にあります。メカニック監修に出渕裕さん、脚本監修に伊藤和典さん、キャラクター作画監修に高田明美さん、そしてメインテーマは川井憲次さんの書き下ろし。『パトレイバー』を作ってきた人たちが監修に揃いました。さらに、特車二課の側だけでなくその相手側を操作するモードまで用意されています。
📘 この記事でわかること
- 発売日・価格・対応機種
- 監修に入っている4人の名前
- 3つのモードの違い
- 敵側を操作できるという設計
- 登場するレイバーの数
- ボイスの扱い
📈 数字で見るthe Case Files
このゲームは何が特別なのか
🔑 原作を作った人たちが監修に揃っている
- メカニック監修:出渕裕/脚本監修:伊藤和典/キャラクター作画監修:高田明美。公式が「完全監修のもと制作」と表現しています。
- メインテーマ曲「the Case Files」は川井憲次さんの書き下ろし。既存曲の流用ではなく、このゲームのために新しく作曲されました。
- ストーリーパートは全編フルボイス。TVアニメと同じ声優陣が担当し、本作のために新規収録したボイスも実装されています。
公式は「レイバーの3Dモデルからキャラクターのボイスまで、作品の空気をそのまま持ち込むことを目指しました」と書いています。
公式が説明していること
『機動警察パトレイバー』は、産業用ロボット「レイバー」が普及した世界で、レイバーによる犯罪に対抗するため新設された警視庁特車二課パトロールレイバー中隊を描く作品です。
ゲームの発売元はグッドスマイルカンパニー。PlayStation.Blogに掲載された宣伝担当による記事から、本作の作り方を確認します。
「作品の空気をそのまま持ち込む」
監修体制について、公式はこう説明しています。並んでいる名前が、この作品の歴史そのものです。
「本作は「機動警察パトレイバー」を手がけてきたクリエイター陣による完全監修のもと制作いたしました。メカニック監修に出渕裕さん、脚本監修に伊藤和典さん、キャラクター作画監修に高田明美さん。レイバーの3Dモデルからキャラクターのボイスまで、作品の空気をそのまま持ち込むことを目指しました。」
出渕裕さん、伊藤和典さん、高田明美さん。この3人がメカ・脚本・キャラクターという別々の領域で同時に監修に入っています。ゲームの原作もの監修としては、かなり厚い布陣です。
そこに川井憲次さんの書き下ろしメインテーマが加わります。公式は「本作のために新しく作曲された『機動警察パトレイバー』の音楽」と書いており、過去曲のアレンジではないことを明示しています。
「作品の空気をそのまま持ち込む」という言い方が、このゲームの目標を端的に示しています。新解釈ではなく再現を狙った企画です。
特車二課の「相対する側」でも遊べる
本作には3つのモードがあります。そのうちのひとつが、この手のゲームでは珍しい作りになっています。
「アナザーサイドミッション 特車二課と相対する側を描いたミッション。HAL-X10やグリフォンなど敵側のステージをプレイ可能。」
HAL-X10やグリフォンを操作できる。原作を知っている人ほど、この一文の意味が分かるはずです。物語の中で特車二課が立ち向かった相手を、こちらが動かします。
メインミッションは「TVシリーズ、NEW OVA、劇場版の名シーンを中心に構成」され、特車二課の一員としてイングラムとともに事件を解決します。同じ事件を両側から遊べる構造になっているわけです。
3つ目のシミュレーターモードでは全20体のレイバーが操作可能で、戦闘や射撃などの訓練が行えます。ストーリーから切り離してメカだけ触れる場所が用意されています。
機動警察パトレイバー the Case Filesの基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| タイトル | 機動警察パトレイバー the Case Files |
| 発売元 | グッドスマイルカンパニー |
| ジャンル | 3Dアクション |
| フォーマット | PlayStation 5(PC版も配信) |
| 発売日 | 2026年9月17日 |
| 価格(パッケージ版) | 通常版 6,380円(税込) |
| 価格(ダウンロード版) | 通常版 4,400円(税込)/デジタルデラックスエディション 5,500円(税込) |
| デラックス版の内容 | 通常版の内容に加え、オリジナルサウンドトラックCDとアーリーアクセス |
| プレイ人数 | 1人 |
| CERO | B(12才以上対象) |
| メカニック監修 | 出渕裕 |
| 脚本監修 | 伊藤和典 |
| キャラクター作画監修 | 高田明美 |
| メインテーマ | 川井憲次「the Case Files」(書き下ろし) |
| ボイス | ストーリーパートは全編フルボイス。TVアニメと同じ声優陣。本作のための新規収録ボイスも実装 |
| 登場レイバー | 20体を超える。イングラム、グリフォン、零式など |
3つのモードの違い
何ができるゲームなのかは、モードの構成を見るのがいちばん早いです。
PlayStation.Blogに掲載された公式の説明です。
| モード | 内容 |
|---|---|
| メインミッション | TVシリーズ、NEW OVA、劇場版の名シーンを中心に構成。特車二課の一員としてイングラムと共に数々の事件を解決する |
| アナザーサイドミッション | 特車二課と相対する側を描いたミッション。HAL-X10やグリフォンなど敵側のステージをプレイできる |
| シミュレーターモード | 全20体のレイバーが操作可能。戦闘や射撃などさまざまな訓練が行える。イングラムに始まり、グリフォンや零式も操作可能 |
メインミッションが「TVシリーズ、NEW OVA、劇場版」の3系統から名シーンを取っている点に注目してください。『パトレイバー』は媒体ごとに設定や空気が違う作品です。それを1本のゲームにまとめています。
アナザーサイドミッションの存在が、このゲームを単なる名場面集にしていません。敵側にも操作対象としての設計が与えられているということは、そのぶん開発コストがかかっています。
シミュレーターモードは、ストーリーに興味がなくてもメカを動かしたい人のための場所です。20体すべてを触れる構成で、レイバーそのものを目当てにする層に向いています。
監修に入った4人
名前だけ並べると分かりにくいので、それぞれが何を担当したかを整理します。
公式に記載された監修クレジットです。
| 名前 | 本作での役割 |
|---|---|
| 出渕裕 | メカニック監修。レイバーの3Dモデルなどを監修 |
| 伊藤和典 | 脚本監修 |
| 高田明美 | キャラクター作画監修 |
| 川井憲次 | メインテーマ曲「the Case Files」を書き下ろし |
メカ・脚本・キャラクター作画の3つの領域が、それぞれ別の人によって監修されています(出渕裕さん・伊藤和典さん・高田明美さん)。音楽は川井憲次さんがメインテーマ曲を書き下ろしました(PlayStation.Blog)。1人の総監修者が全部を見るのではなく、領域ごとに担当が置かれた形です。
権利表記は「©HEADGEAR」。『パトレイバー』は複数のクリエイターによる共同制作集団の作品として作られてきました。その体制がそのままゲームの監修体制になっていると読めます。
川井さんの扱いだけ「監修」ではなく「書き下ろし」です。音楽は監修する対象ではなく、新しく作るものとして依頼されたことになります。
価格とエディションの違い
3種類の買い方があります。差額と中身を整理します。
PlayStation.Blogに記載された内容です。
| エディション | 価格(税込) | 内容 |
|---|---|---|
| ダウンロード版 通常版 | 4,400円 | 本編 |
| ダウンロード版 デジタルデラックスエディション | 5,500円 | 通常版の内容+オリジナルサウンドトラックCD+アーリーアクセス |
| パッケージ版 通常版 | 6,380円(希望小売価格) | 本編(全国の販売店で購入可) |
ダウンロードの通常版とデラックス版の差は1,100円。その差額でサウンドトラックCDとアーリーアクセスが付きます。川井憲次さんの書き下ろしが入ることを考えると、音楽目当ての人には分かりやすい選択です。
パッケージ版はダウンロード通常版より1,980円高い設定です。物として持ちたいかどうかで判断することになります。
アーリーアクセスは発売前に遊べる仕組みで、公式ブログが書かれた9月16日の時点ですでに公開されていました。
ここから先は筆者の見方です
ここから先は公表情報からの筆者の判断です。公式の説明ではありません。
「アナザーサイド」が入った意味
敵側のステージを用意するのは、開発の手間を考えれば安い判断ではありません。それでも入れた理由についての公式説明には、本記事の調査範囲でたどり着けませんでした。
筆者の見方では、『パトレイバー』という作品の性格に合っているからだと思います。この作品は、悪役が単なる敵ではなく、それぞれの論理で動いているところに厚みがあります。
特車二課の側から見れば事件でも、相手側から見れば別の物語になる。それを操作として体験させるのは、原作の読み方をそのままゲームにする試みに見えます。ただしこれは筆者の解釈です。
「新解釈をしない」という選択
公式は「作品の空気をそのまま持ち込むことを目指しました」と書いています。監修者を3領域に置き、川井憲次さんがメインテーマを書き下ろし、TVアニメと同じ声優陣を使い、名シーンを追体験させる。新しい物語を作る方向ではありません。
筆者は、原作が完成された作品だという前提に立った判断だと受け取りました。『パトレイバー』はTVシリーズ、OVA、劇場版と媒体ごとに違う顔を持つ作品で、そこに5つ目の解釈を足す必要はない、という考え方はありえます。
一方で、名場面の追体験は原作を知らない人には効きにくい作りでもあります。公式も「はじめて触れる方にはロボットアクションとしての手ごたえを」と書いており、入り口を分けて説明しています。
どのエディションを選ぶか
ここは筆者の判断が入ります。公式が示している差分から考えます。
川井憲次さんの音楽が目的ならデジタルデラックスエディション。差額1,100円でサウンドトラックCDが付きます。メインテーマが書き下ろしである以上、既存の音源では代替できません。
安く本編だけ遊びたいならダウンロード通常版の4,400円。パッケージ版との差は1,980円で、これは物として持つかどうかの価値判断になります。プレイ人数は1人なので、複数人で遊ぶ前提の検討は不要です。
どこで読める?
PlayStation 5版はPlayStation Storeでダウンロード版を、全国の販売店でパッケージ版を購入できます。PC版も配信されています。
価格やセール情報は各ストアで確認してください。本記事の価格は発売時点で公表されていたものです。
原作アニメはTVシリーズ、NEW OVA、劇場版があります。ゲームのメインミッションはこの3系統の名シーンから構成されています。
よくある質問
機動警察パトレイバー the Case Filesの発売日は?
2026年9月17日です。PlayStation 5向けに発売され、PC版も配信されています。
価格は?
ダウンロード版の通常版が4,400円(税込)、デジタルデラックスエディションが5,500円(税込)、パッケージ版の通常版が6,380円(税込、希望小売価格)です。
どんなゲーム?
3Dアクションです。レイバーを操縦し、「機動警察パトレイバー」の名シーンを自分の操作で追体験できます。
原作スタッフは関わっている?
はい。メカニック監修に出渕裕さん、脚本監修に伊藤和典さん、キャラクター作画監修に高田明美さん。メインテーマは川井憲次さんの書き下ろしです。
敵側でも遊べる?
遊べます。「アナザーサイドミッション」で、HAL-X10やグリフォンなど特車二課と相対する側のステージをプレイできます。
レイバーは何体出る?
20体を超えます。シミュレーターモードでは全20体が操作可能で、イングラム、グリフォン、零式などが含まれます。
声はアニメと同じ?
はい。ストーリーパートは全編フルボイスで、TVアニメと同じ声優陣が担当しています。本作のために新規収録したボイスも実装されています。
デラックス版の違いは?
通常版の内容に加え、オリジナルサウンドトラックCDとアーリーアクセスが付きます。
まとめ
『機動警察パトレイバー the Case Files』は2026年9月17日に発売された3Dアクションゲームです。発売元はグッドスマイルカンパニー、PlayStation 5向け(PC版も配信)。最大の特徴は監修体制で、メカニック監修に出渕裕さん、脚本監修に伊藤和典さん、キャラクター作画監修に高田明美さんが入り、メインテーマ曲「the Case Files」は川井憲次さんの書き下ろしです。公式は「作品の空気をそのまま持ち込むことを目指しました」と説明しています。モードは3つ。TVシリーズ・NEW OVA・劇場版の名シーンを中心に構成したメインミッション、特車二課と相対する側を描きHAL-X10やグリフォンを操作できるアナザーサイドミッション、全20体のレイバーを操作できるシミュレーターモードです。ストーリーパートは全編フルボイスで、TVアニメと同じ声優陣が担当し、新規収録のボイスも実装されています。価格はダウンロード通常版4,400円、デジタルデラックス版5,500円、パッケージ版6,380円(いずれも税込)です。
あわせて読みたい
- 機動警察パトレイバー 考察|2016年に「キャラを全部入れ替えた」短編が、10年後の新シリーズになった
- キャプテン翼2 WORLD FIGHTERS|原作者は2024年に漫画家を引退している。それでも企画当初から監修に入った
- 「攻殻機動隊 THE GHOST IN THE SHELL」2026年版が問う「ゴーストとは何か」
- カウボーイビバップ 見る順|地上波は26話中12話だけだった、という前提から
出典
出典を示したうえで、必要な範囲だけを引用しています。本記事に画像は掲載していません。©HEADGEAR ©GOOD SMILE COMPANY
📣 この記事どうでした?ワンタップで教えてください
