※本記事は、公式サイト・出版社・ニュースサイトで公開されている情報をもとにまとめています。推測にあたる部分は、その旨を書いています。
『アンデッドアンラック』の原作は2025年1月、5年の連載を終えて全27巻で完結しました。ではアニメはどうなったのか。止まっていません。原作にないオリジナルストーリーのTVスペシャル「Winter編」が2025年12月25日に放送され、その翌日に第2期の制作が発表されています。この記事では、原作完結からアニメ第2期までの流れと、そこで語られた制作の裏側を整理します。
📘 この記事でわかること
- 原作の完結時期と巻数
- TVスペシャル「Winter編」が何だったのか
- アニメオリジナルキャラクターの作られ方
- 第2期の発表タイミング
- Winter編のスタッフとキャスト
- 作品の基本的な設定
📈 数字で見るアンデッドアンラック
原作完結後、アニメはどう進んだのか
🔑 オリジナルの1時間スペシャルを挟んで第2期へ
- 原作は2025年1月27日発売のジャンプ9号で最終回。2020年1月開始の連載が5年で完結しました。26巻と最終27巻は同年4月に同時発売されています。
- 2025年12月25日、TVスペシャル「Winter編」を放送。MBS / TBS系28局で全国同時放送されました。内容は原作にないオリジナルストーリーです。
- その翌日の12月26日、第2期の制作が発表されました。戸塚慶文さんの描き下ろしイラストも公開され、シェンが描かれています。
1時間スペシャルの制作決定自体は2024年8月1日に発表されていました。原作完結の半年前です。
公表されている内容と、現場で語られたこと
『アンデッドアンラック』は戸塚慶文さんの漫画です。触れた人々に不幸な事故をもたらす不運“アンラック”な少女・風子と、絶対に死ねない不死の体を持つ“アンデッド”のアンディが、“最高の死”を見つける物語。週刊少年ジャンプで連載されました。
完結と、その後の動きを順に見ていきます。
5年の連載が終わった
2025年1月27日、最終回が掲載されました。そのときの記事です。
「「アンデッドアンラック」は触れた人々を不運にしてしまう“アンラック”な風子が、絶対に死ねない“アンデッド”のアンディとともに最高の死を見つける物語。週刊少年ジャンプで2020年1月に連載がスタートし、2023年10月より連続2クールでTVアニメが放送された。1時間スペシャルのアニメが制作されることも決定している。」
最終回の時点で、すでに1時間スペシャルの制作が決まっていたことが分かります。原作が終わってから映像側の次を考えたのではなく、同時進行していました。
単行本は25巻が2025年2月4日発売。26巻、最終27巻と小説版第3弾が同年4月に刊行されました。最終2巻をまとめて出す形です。
集英社は完結記念として、抽選で100人にメモリアルアクリルブロックをプレゼントするキャンペーンも実施しています。
原作者がオリジナルキャラの演技打ち合わせに関わっていた
2025年12月20日、「ジャンプフェスタ2026」でステージイベントが行われました。アンディ役の中村悠一さんが、Winter編の収録現場について語っています。
「(バランス役の)子安さんが、どういう風にキャラクター表現をするのか、スタッフと話しているのを聞いていました。先生からの子安さんへの思いやバランスというキャラクターについて話し合っている様子が興味深かったです。」
バランスはWinter編のアニメオリジナルキャラクターです。原作にいない人物の演技について、原作者の戸塚慶文さんが子安武人さんと話し合っていた、という証言になります。
風子役の佳原萌枝さんも「初めて出てくるオリジナルキャラクターなので、楽しみにしていました。収録をしながらキャラクターができあがっていく様子を見るという面白い経験になりました」と語っています。
原作が完結したあとに作られたオリジナルキャラクターに、原作者が関わっている。作品が終わったあとも作者が現場にいる形です。
Winter編は原作にないオリジナルストーリー
同じステージレポートに、Winter編の内容も書かれています。
「TVスペシャルでは原作にないオリジナルストーリーとして、アンディ&風子とUMA・バランスとのダイナミックな空中でのアクションシーンも描かれる。」
「原作にないオリジナルストーリー」と明記されています。原作が完結しているからこそできる企画とも言えます。
佳原さんはバランスについて「ラフの段階から見せていただいたのですが、そこからさらに色が付いたものを見ると、想像以上に禍々しく“強そう”という印象がありました」とコメントしました。
中村さんは「アンディと風子の戦いをしっかりと描いていただいているので、アニメをご覧になっている方にも楽しんでもらえるTVスペシャルになると思います」と語っています。
アンデッドアンラックの基本情報

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 作品名 | アンデッドアンラック(略称:アンデラ) |
| 作者 | 戸塚慶文 |
| 連載 | 週刊少年ジャンプ(集英社)。2020年1月から2025年1月27日発売の9号まで |
| 巻数 | 全27巻。1巻は2020年4月3日発売 |
| 最終巻 | 26巻と最終27巻を2025年4月に同時発売。描き下ろしエピソード5編を収録 |
| 内容 | 触れた人々に不幸な事故をもたらす不運“アンラック”な少女・風子と、絶対に死ねない不死の体を持つ“アンデッド”のアンディが、“最高の死”を見つける物語 |
| TVアニメ第1期 | 2023年10月より連続2クールで放送 |
| TVスペシャル | 「Winter編」2025年12月25日(木)24:10よりMBS / TBS系28局で全国同時放送 |
| Winter編の内容 | 原作にないオリジナルストーリー。アンディ&風子とUMA・バランスの空中アクションが描かれる |
| 第2期 | 2025年12月26日に制作決定を発表 |
| Winter編の監督 | 朴性厚(絵コンテ・演出も兼任) |
| Winter編の主題歌 | TVシリーズに引き続き女王蜂 |
| アンディ/風子 | 中村悠一/佳原萌枝 |
| 小説版 | 第3弾が2025年4月に刊行 |
原作完結から第2期発表までの流れ
1年弱のあいだに、完結とアニメの次が同時に進みました。
コミックナタリーの記事で確認できる日付です。
| 時期 | できごと |
|---|---|
| 2020年1月 | 週刊少年ジャンプで連載開始 |
| 2020年4月3日 | 単行本1巻発売 |
| 2023年10月〜 | TVアニメ第1期を連続2クールで放送 |
| 2024年8月1日 | 新作アニメを2025年冬に1時間スペシャルで制作すると発表。ティザービジュアルとPVも公開 |
| 2025年1月27日 | 週刊少年ジャンプ9号で最終回。5年の連載に幕 |
| 2025年2月4日 | 単行本25巻発売 |
| 2025年4月 | 26巻と最終27巻を同時発売。小説版第3弾も刊行 |
| 2025年8月1日 | 新作アニメ「ウィンター編」の監督が朴性厚と発表。ビジュアルとPVも公開 |
| 2025年10月27日 | 放送日を12月25日と発表。テラー役に小野賢章、オリジナルキャラクター役に子安武人 |
| 2025年11月24日 | メインビジュアルとPVを公開。主題歌はTVシリーズに引き続き女王蜂 |
| 2025年12月20日 | 「ジャンプフェスタ2026」でステージイベント。中村悠一と佳原萌枝が登壇 |
| 2025年12月25日 | TVスペシャル「Winter編」を放送 |
| 2025年12月26日 | 第2期の制作決定を発表。戸塚慶文の描き下ろしイラスト(シェン)を公開 |
1時間スペシャルの制作決定(2024年8月1日)が、原作完結(2025年1月27日)より先です。原作の終わりが見えている段階で、映像側の次の一手が打たれていたことになります。
そしてWinter編の放送翌日に第2期発表。放送を見た人がそのまま次の期待へ向かう設計です。
発表は段階的でした。制作決定(2024年8月)→ 監督(2025年8月)→ 放送日とキャスト(10月)→ ビジュアルと主題歌(11月)→ ステージイベント(12月20日)→ 放送(12月25日)→ 第2期発表(12月26日)。1年4か月かけて情報を出し続けています。
TVスペシャル「Winter編」のスタッフ
1時間スペシャルのために組まれた布陣です。
コミックナタリーに掲載されたスタッフクレジットです。
| 役職 | 担当 |
|---|---|
| 原作 | 戸塚慶文(集英社 ジャンプコミックス刊) |
| 監督・絵コンテ・演出 | 朴性厚 |
| 脚本 | 蓜島岳斗 |
| キャラクターデザイン | 守岡英行、石本峻一 |
| UMAデザイン | 三輪和宏 |
| プロップデザイン | 雪駄 |
| 美術監督 | ルガル・ヤン |
| 色彩設計 | 水野愛子 |
| 撮影監督 | サイトウタカオ |
| 3Dディレクター | 菅友彦 |
| 編集 | 廣瀬清志 |
| 音楽 | 末廣健一郎 |
| 音響監督 | 明田川仁 |
| 企画プロデュース | UNLIMITED PRODUCE by TMS |
| 開発協力 | david production |
| アニメーション制作 | E&H production |
監督の朴性厚さんが、絵コンテと演出も兼任しています。1時間という尺なら1人で通せる、という判断でしょう。
「UMAデザイン」という役職が独立して立てられている点が、この作品らしいところです。三輪和宏さんが担当。UMAはこの作品の敵にあたる存在で、Winter編のオリジナルキャラクター・バランスもUMAです。
アニメーション制作はE&H production、david productionは「開発協力」としてクレジットされています。企画プロデュースはUNLIMITED PRODUCE by TMS。制作の座組みが複数社にまたがる形です。
Winter編のキャスト
レギュラー陣に、オリジナルキャラクターを含む新キャストが加わりました。
コミックナタリーに掲載された出演者情報です。
| 役 | キャスト | 備考 |
|---|---|---|
| アンディ | 中村悠一 | — |
| 出雲風子 | 佳原萌枝 | — |
| ジュイス | 伊瀬茉莉也 | — |
| ビリー | 小山力也 | — |
| アポカリプス | 杉田智和 | — |
| テラー | 小野賢章 | Winter編の新キャラクター |
| バランス | 子安武人 | Winter編のアニメオリジナルキャラクター(UMA) |
オリジナルキャラクターのバランスに子安武人さんが起用されています。原作にいない人物に、この規模のキャスティングをしていることになります。
佳原萌枝さんは久しぶりの収録について「2日間に分けての収録でした。先にジュイスとビリーのシーンのアフレコがあり、私は見学させていただいてから臨んだので気持ちがすでにできあがっていました」と語りました。
中村悠一さんも「久しぶりに佳原さんと収録させていただきました。いつも一緒にやっている組み合わせなので違和感なく『アンデラ』の世界になじむことができました」とコメントしています。第1期から約2年ぶりの収録でした。
ここから先は筆者の見方です
ここから先は公表情報からの筆者の判断です。公式の説明ではありません。

なぜオリジナル回を挟んだのか
第1期(2023年10月〜)から第2期までのあいだに、原作にないオリジナルストーリーの1時間スペシャルが入りました。この判断についての公式説明には、本記事の調査範囲でたどり着けませんでした。
筆者の推測では、2年の空白を埋めるための企画だったと考えます。第1期の放送終了から第2期まで間が空くと、視聴者の記憶が薄れます。その間に1本挟めば、作品が動いていることを示せます。
そして原作が完結しているため、本編の展開を先取りしてしまう心配がない。オリジナルを作るには都合のよい状況です。ただしこれは推測です。
原作者が現場に残っていること
中村悠一さんの証言によれば、原作者の戸塚慶文さんはバランス役の子安武人さんとキャラクターについて話し合っていました。原作が完結したあとの話です。
筆者の見方では、これはオリジナル回の質を担保する仕組みだと思います。原作にいないキャラクターほど、作品の空気から外れやすい。作者が直接関わるのが最も確実です。
第2期の制作発表に合わせて戸塚さんが描き下ろしイラストを出していることも同じ流れに見えます。ただしこれは筆者の解釈です。
第2期はどこを描くのか
第2期の放送時期や内容について、本記事の調査範囲では公式発表を確認できていません。
手がかりは発表時の描き下ろしイラストです。コミックナタリーは「決意を秘めたような鋭い視線で前を見つめるシェンの姿が描かれている」と書いています。シェンを前面に出したイラストが第2期の告知に使われたことになります。
原作は全27巻で完結済みなので、どこまで描くかの選択肢は出揃っています。ここは公式発表を待つ話です。
どこで読める?
原作は集英社ジャンプコミックスから全27巻。1巻は2020年4月3日、最終27巻は2025年4月に発売されました。
小説版は第3弾までが刊行されています。
TVアニメ第1期(2023年10月〜、連続2クール)とTVスペシャル「Winter編」(2025年12月25日放送)があります。配信先は時期によって変わるため、視聴前に確認してください。
第2期は制作決定が発表されています。続報は公式サイトおよび公式Xで確認してください。
よくある質問
アンデッドアンラックは完結している?
はい。2025年1月27日発売の週刊少年ジャンプ9号で最終回を迎え、5年の連載に幕を下ろしました。
全何巻?
全27巻です。26巻と最終27巻は2025年4月に同時発売され、最終巻には描き下ろしエピソード5編が収録されました。
Winter編とは?
2025年12月25日に放送されたTVスペシャルです。原作にないオリジナルストーリーで、アンディ&風子とUMA・バランスの空中アクションが描かれました。
バランスは原作に出てくる?
出てきません。Winter編のアニメオリジナルキャラクターで、子安武人さんが演じています。
第2期はあるの?
あります。Winter編放送の翌日、2025年12月26日に制作決定が発表されました。戸塚慶文さんの描き下ろしイラストにはシェンが描かれています。
第1期はいつ放送された?
2023年10月から連続2クールで放送されました。
Winter編の監督は?
朴性厚さんです。絵コンテと演出も兼任しています。アニメーション制作はE&H production、david productionが開発協力です。
主題歌は?
TVシリーズに引き続き女王蜂が担当しました。
まとめ
『アンデッドアンラック』の原作は2025年1月27日発売の週刊少年ジャンプ9号で最終回を迎え、5年の連載を終えました。全27巻で、26巻と最終27巻は同年4月に同時発売されています。一方アニメは止まりませんでした。2025年12月25日、原作にないオリジナルストーリーのTVスペシャル「Winter編」がMBS / TBS系28局で全国同時放送され、その翌日の12月26日に第2期の制作が発表されています。Winter編にはアニメオリジナルキャラクターのUMA・バランス(CV:子安武人)が登場し、アンディ役の中村悠一さんはジャンプフェスタ2026のステージで「先生からの子安さんへの思いやバランスというキャラクターについて話し合っている様子が興味深かったです」と、原作者の戸塚慶文さんが演技の打ち合わせに関わっていたことを明かしました。Winter編の監督は朴性厚さん、アニメーション制作はE&H production、主題歌はTVシリーズに引き続き女王蜂です。
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出典
- コミックナタリー「アンデッドアンラック」5年の連載に幕、26巻・最終27巻は4月に発売(2025年1月27日)
- コミックナタリー「アンデラ」中村悠一は子安武人と原作者・戸塚慶文のやり取りに興味津々(2025年12月20日)
- コミックナタリー「アンデッドアンラック」第2期制作決定、戸塚慶文の描き下ろしイラスト公開(2025年12月26日)
画像は各作品の公式発表物から、出典を付けて引用しています。文章の引用も範囲を絞りました。©戸塚慶文/集英社・アンデッドアンラック製作委員会
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