※本記事は、公式サイト・出版社・ニュースサイトで公開されている情報をもとにまとめています。推測にあたる部分は、その旨を書いています。
こち亀の202巻が2026年9月4日に発売され、翌月10月2日には203巻が発売されました。202巻は2021年10月発売の201巻以来、約5年ぶりの新刊です。そして連載50周年に合わせて、新アニメ「新こちら葛飾区亀有公園前派出所」が2027年にフジテレビで放送されることが決まりました。ここで大きく変わる点がひとつあります。両津勘吉の声が替わります。新しい声を担当するのは落合福嗣さんです。
📘 この記事でわかること
- 202巻と203巻の発売日と収録内容
- 201巻から5年空いていたこと
- 新アニメ「新こち亀」の放送時期と制作陣
- 両津勘吉ほか主要4役の新キャスト
- 作者・秋本治のコメント
- 連載50周年に合わせて起きたこと
📈 数字で見るこち亀の2026年
202巻と203巻はいつ出るのか
🔑 9月4日と10月2日、2か月連続で刊行
- 202巻は2026年9月4日に発売済み。おなじみの派出所メンバーが活躍するエピソード6編に加え、軍艦島を舞台に描く読み切りシリーズ「希望の煙突」2編が収録されています。
- 203巻は2026年10月2日に発売されました。2か月連続の刊行です。
- 202巻は約5年ぶりの新刊でした。201巻の発売は2021年10月。本編は2016年に完結していますが、完結後も定期的に新作エピソードが発表されています。
202巻の発売と同じ2026年9月4日には、201巻までの全話がジャンプ+とゼブラックで50時間限定で無料公開されました。
作者と新キャストが語ったこと
『こちら葛飾区亀有公園前派出所』は下町生まれの警官・両津勘吉を主人公とするコメディです。週刊少年ジャンプ(集英社)で1976年に連載が始まり、1回も休載することなく2016年まで約40年にわたって掲載されました。
TVアニメは1996年に放送開始し、2004年まで300話以上がレギュラー放送されています。そして連載50周年を機に、新しいアニメが動き出しました。
作者は「変わらず賑やかな派出所メンバーが帰ってきた」と書いた
2026年9月5日、新アニメのキャラクターPVとキービジュアル、そして新キャストが公開されました。原作者の秋本治さんのコメントです。
「絵は今風に進化しつつも、相変わらずのインパクトのある映像で面白いですね、今度はどんな事件が起こるのかとワクワクしてます。両さん、中川、麗子、部長達の声を聞き、変わらず賑やかな派出所メンバーが帰ってきたと、僕も楽しい気持ちになります。」
「絵は今風に進化しつつも」という言い方に、この企画の性格が出ています。作画は現在の水準に合わせ、内容は変えない。作者自身がそれを歓迎する形になりました。
声が全員替わることについても、秋本さんは「変わらず賑やかな派出所メンバーが帰ってきた」と受け止めています。交代を惜しむのではなく、戻ってきたという言い方です。
アニメーション制作は過去のアニメと同じぎゃろっぷが担当します。キャストは替わり、制作会社は同じ。この組み合わせが今回の作り方です。
両津役に決まったのは「はじめての漫画がこち亀」だった人
両津勘吉役に決まったのは落合福嗣さん。オーディションを経ての起用です。
「子供の頃に読んだはじめての漫画が『こち亀』でした。アニメも大好きで観ていたので、オーディションに受かったと連絡が来た時は『こち亀』の世界で呼吸ができる幸せに胸がいっぱいになりました!」
中川圭一役の蒼井翔太さんも「子供の頃に見ていたアニメ作品の登場人物を自分が演じるというとても奇跡的な時間」と書き、秋本麗子役のM・A・Oさんも「小さい頃から、原作・アニメの両方で慣れ親しんだ作品」と語っています。
1996年から2004年までのアニメを観ていた世代が、そのまま新しいキャストになったという構図です。30年という時間が、こういう形で効いています。
落合さんは「『新こち亀』はどこか懐かしく、それでいてとても明るく元気な作品になっています!」とも書いています。
大原部長役は旧アニメを「平成版」と呼んだ
大原大次郎役は坂本頼光さん。役作りの難しさと、旧アニメへの言及があります。
「これ程の原作なので、叶うなら平成版のように、長く続いて欲しいと願っています。」
1996年から2004年までのアニメが「平成版」と呼ばれている——この言い方自体が、時間の経過を示しています。今回のアニメは令和版ということになります。
坂本さんは役作りについても具体的に語っています。「大原部長の、あの貫禄、迫力、優しさ、哀愁、そう言った要素をどうやって出すか?という課題で、頭が一杯になりました」「部長の年齢は五十代半ばくらいですが、今の五十代とは良い意味で違うと思っていたし」と。
最終的には「他の皆さんと一緒に収録する時のライブ感に賭けるしかない、と覚悟しまして」と書いています。作品の時代感をどう現在に持ち込むか、という課題が正面から語られています。
監督は「昭和テイストが強いギャグ」を任せてくださいと言った
監督は大地丙太郎さん。1976年から2016年までの作品を2027年に映像化することの意味を、端的に語っています。
「作中では相変わらず昭和テイストが強いギャグもたくさんあり……そこは「任せてください!」という気持ちで、スタッフ一同楽しみながら作っています。」
昭和のギャグを現代向けに直すのではなく、そのまま引き受けるという姿勢が示されています。「相変わらず」という言葉が使われている点も見逃せません。
大地監督は「両さんのバイタリティーには本当に感動しますし、そんな両さんが帰ってくることで、もう一度、日本を元気にするようなアニメが世に出ることをスタッフ一同、うれしく思っています」とも書いています。
そして「ただただ面白くて、我々も笑いながら作っています。ぜひ肩の力を抜いて、気軽に笑って、元気になっていただきたいです」と締めています。
こち亀の基本情報

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 作品名 | こちら葛飾区亀有公園前派出所(こち亀) |
| 作者 | 秋本治 |
| 連載 | 週刊少年ジャンプ(集英社)。1976年連載開始、2016年まで約40年 |
| 休載 | 連載中、1回も休載しなかった |
| 主人公 | 下町生まれの警官・両津勘吉 |
| 202巻 | 2026年9月4日発売。派出所メンバーのエピソード6編+読み切りシリーズ「希望の煙突」2編 |
| 203巻 | 2026年10月2日発売(集英社) |
| 201巻 | 2021年10月発売。202巻まで約5年空いた |
| 旧TVアニメ | 1996年放送開始。2004年まで300話以上がレギュラー放送 |
| 新アニメ | 「新こちら葛飾区亀有公園前派出所」。2027年にフジテレビで放送、各プラットフォームで配信予定 |
| 新アニメの発表 | 2025年12月20日、千葉・幕張メッセ「ジャンプフェスタ2026」の合同ステージイベントにて |
| アニメーション制作 | ぎゃろっぷ(過去のアニメと同じ) |
| ほかの企画 | シミュレーションゲーム「こちら葛飾区亀有公園前派出所~両さんの商店街物語~」の制作も決定 |
新アニメ「新こちら葛飾区亀有公園前派出所」の座組み
2026年9月5日に公開された内容です。キャストは全員が新しくなります。
コミックナタリーに掲載されたスタッフ・キャスト情報です。
| 役職・役 | 担当 |
|---|---|
| 原作 | 秋本治(集英社ジャンプコミックス刊) |
| 監督 | 大地丙太郎 |
| 脚本 | 神山修一、福嶋幸典 |
| キャラクターデザイン・総作画監督 | 原憲一 |
| 総作画監督 | Noh gil-bo |
| 音楽 | 佐橋俊彦 |
| アニメーション制作 | ぎゃろっぷ |
| 放送 | 2027年、フジテレビ。各プラットフォームで配信予定 |
| 両津勘吉 | 落合福嗣 |
| 中川圭一 | 蒼井翔太 |
| 秋本麗子 | M・A・O |
| 大原大次郎 | 坂本頼光 |
制作会社は変わらず、キャストは全員変わるという組み方です。ぎゃろっぷは1996年からのアニメも手がけており、その意味では連続しています。
キャラクターデザイン・総作画監督に原憲一さん、総作画監督にNoh gil-boさんという二枚看板が立っています。秋本さんが「絵は今風に進化しつつも」と書いたのは、この体制のことでしょう。
キャスト発表は2026年9月に行われる予定と、2025年12月の発表時点で予告されていました。予告どおり9月5日に解禁されたことになります。イベント「アニメ『新こちら葛飾区亀有公園前派出所』新キャスト発表会 ~始動!令和こち亀大作戦~」の様子は、YouTubeチャンネル「ジャンプチャンネル」のアーカイブで視聴できます。
50周年にかけて起きたこと
2025年から2026年にかけて、この作品のまわりで動きが続いています。
コミックナタリーの記事で確認できる日付です。
| 時期 | できごと |
|---|---|
| 1976年 | 週刊少年ジャンプで連載開始 |
| 1996年〜2004年 | TVアニメがレギュラー放送。300話以上 |
| 2016年 | 本編が完結。連載中の休載は1回もなかった |
| 2021年10月 | 単行本201巻が発売 |
| 2023年7月 | 夏の軍艦島に少年時代の両さんたちが赴く新作読切がジャンプに掲載 |
| 2025年3月 | こち亀記念館が開館。秋本治が「201巻のすべてが入っている」と評した |
| 2025年9月 | こち亀の誕生秘話を聞く秋本治インタビューがゼブラックに掲載 |
| 2025年12月20日 | 「ジャンプフェスタ2026」で新アニメプロジェクトを発表。同日、秋本治の「Mr.Clice」アニメ化も決定 |
| 2026年 | OP曲「葛飾ラプソディー」のアナログ盤が、原作連載開始50年記念日に発売 |
| 2026年9月4日 | 202巻発売。同日、201巻までの全話がジャンプ+とゼブラックで50時間限定無料公開 |
| 2026年9月5日 | 新アニメのキャラクターPV・キービジュアル・新キャストを公開 |
| 2026年10月2日 | 203巻発売 |
| 2027年 | 新アニメ「新こちら葛飾区亀有公園前派出所」放送予定 |
2025年12月20日の発表は、こち亀だけのものではありませんでした。「ジャンプフェスタ2026」で行われたのは、戸塚慶文『アンデッドアンラック』、松井優征『暗殺教室』、秋本治『こち亀』の合同ステージイベントです。
こち亀のパートには第17代目担当編集の桑原氏と、両津勘吉似の芸人として知られるひるちゃん(インポッシブル)が両津のコスプレで登壇しました。担当編集が17代目という数字が、この連載の長さを物語っています。
ティザービジュアルには、ファンになじみ深い現在の葛飾区金町浄水場取水塔の風景に、両津勘吉が手を上げる姿が描かれました。同じ日に発表された秋本治さんの別作品『Mr.Clice』もアニメ化が決まっています。
202巻に入っているもの
5年ぶりの新刊に何が入っているかを整理します。
コミックナタリーに記載された収録内容です。
| 区分 | 内容 |
|---|---|
| 通常エピソード | おなじみの派出所メンバーが活躍するエピソード6編 |
| 読み切りシリーズ | 軍艦島を舞台に描く「希望の煙突」2編 |
| 発売日 | 2026年9月4日 |
| 出版社 | 集英社 |
| 次巻 | 203巻が2026年10月2日に発売 |
「希望の煙突」は軍艦島を舞台にした読み切りシリーズです。2023年7月にも「夏の軍艦島に少年時代の両さんたちが赴く新作読切」がジャンプに掲載されており、継続して描かれてきた系統だと分かります。
派出所メンバーのエピソードが6編、読み切りが2編。完結後の新作が、通常回と読み切りの両方で積み上がっていたことになります。5年という間隔は、休んでいたのではなく溜まるのに時間がかかったという見方ができます。
ここから先は筆者の見方です
ここから先は公表情報からの筆者の判断です。公式の説明ではありません。
声が全員替わることをどう受け取るか
新アニメでは主要キャストが一新されます。1996年からのアニメに親しんだ人にとっては大きな変化です。
筆者の見方では、作者自身が「変わらず賑やかな派出所メンバーが帰ってきた」と書いていることが答えに近いと思います。秋本さんは声を聞いたうえでそう言っています。
そして新キャストの全員が、子どもの頃にこの作品を読んだり観たりしていた人たちです。落合福嗣さんは「子供の頃に読んだはじめての漫画が『こち亀』でした」と書いています。交代というより、読者側から出てきた人たちが引き継いだ形に見えます。
203巻のあとはどうなるのか
204巻以降の予定について、本記事の調査範囲では公式発表を確認できていません。
筆者の見方では、202巻と203巻を2か月連続で出したことが手がかりになります。5年ぶりの新刊を2冊まとめて出すのは、50周年と新アニメに合わせた打ち方でしょう。ストックを一度放出した形です。
そうだとすれば、次の新刊まではまた時間が空く可能性があります。ただしこれは筆者の推測で、根拠のある予想ではありません。
「昭和テイスト」をそのまま出すという判断
大地監督は、作中に昭和テイストの強いギャグが多いことを認めたうえで「そこは『任せてください!』という気持ちで」と書いています。直すのではなく引き受ける、という宣言です。
筆者はこれが妥当な判断だと思います。この作品の40年ぶんの魅力は、その時代ごとの空気をそのまま漫画にしたことにあるからです。現代向けに整えると、残るものが減ります。
坂本頼光さんが大原部長について「部長の年齢は五十代半ばくらいですが、今の五十代とは良い意味で違うと思っていたし」と語っているのも、同じ問題への向き合い方です。ここは筆者の解釈ですが、制作陣が同じ課題を共有していることは読み取れます。
どこで読める?
202巻は2026年9月4日、203巻は2026年10月2日に集英社から発売されました(集英社 203巻)。
201巻までの全話は、2026年9月4日からジャンプ+とゼブラックで50時間限定で無料公開されました(期間は終了しています)。
新アニメ「新こちら葛飾区亀有公園前派出所」は2027年にフジテレビで放送予定。各プラットフォームでの配信も予定されています。
新キャスト発表会「~始動!令和こち亀大作戦~」の様子は、YouTubeチャンネル「ジャンプチャンネル」のアーカイブで視聴できます。
よくある質問
こち亀202巻の発売日は?
2026年9月4日です。2021年10月発売の201巻以来、約5年ぶりの新刊でした。
203巻はいつ?
2026年10月2日に発売されました。202巻と2か月連続の刊行です。
202巻には何が入っている?
おなじみの派出所メンバーが活躍するエピソード6編と、軍艦島を舞台に描く読み切りシリーズ「希望の煙突」2編です。
新しいアニメはいつから?
2027年にフジテレビで放送予定です。タイトルは「新こちら葛飾区亀有公園前派出所」で、各プラットフォームでの配信も予定されています。
両津勘吉の声は誰になる?
落合福嗣さんです。中川圭一役は蒼井翔太さん、秋本麗子役はM・A・Oさん、大原大次郎役は坂本頼光さんです。
制作会社は変わる?
変わりません。過去のアニメと同じぎゃろっぷが担当します。監督は大地丙太郎さんです。
連載はいつからいつまで?
1976年に週刊少年ジャンプで始まり、1回も休載することなく2016年まで約40年続きました。完結後も定期的に新作エピソードが発表されています。
新アニメはいつ発表された?
2025年12月20日、千葉・幕張メッセで開催された「ジャンプフェスタ2026」の合同ステージイベントで発表されました。
まとめ
『こちら葛飾区亀有公園前派出所』の202巻が2026年9月4日に発売されました。2021年10月発売の201巻以来、約5年ぶりの新刊です。収録は派出所メンバーのエピソード6編と、軍艦島を舞台にした読み切りシリーズ「希望の煙突」2編。203巻は2026年10月2日に発売され、2か月連続の刊行となりました。連載50周年に合わせて新アニメ「新こちら葛飾区亀有公園前派出所」も動いており、2027年にフジテレビで放送予定です。アニメーション制作は過去のアニメと同じぎゃろっぷ、監督は大地丙太郎さん。キャストは一新され、両津勘吉役は落合福嗣さん、中川圭一役は蒼井翔太さん、秋本麗子役はM・A・Oさん、大原大次郎役は坂本頼光さんです。原作者の秋本治さんは「両さん、中川、麗子、部長達の声を聞き、変わらず賑やかな派出所メンバーが帰ってきたと、僕も楽しい気持ちになります」とコメントしています。
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出典
- コミックナタリー「こち亀」約5年ぶりの新刊となる202巻発売!10月には203巻刊行(2026年9月4日)
- コミックナタリー「新こち亀」キャラPV公開、両津役は落合福嗣 蒼井翔太、M・A・O、坂本頼光も出演(2026年9月5日)
- コミックナタリー「こちら葛飾区亀有公園前派出所」新アニメプロジェクト始動、新キャストで制作中(2025年12月20日)
引用箇所は出典を示し、必要最小限にとどめています。画像は公式が公開したビジュアルで、出所はキャプションに書きました。©秋本治・アトリエびーだま/集英社
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