※本記事は、公式サイト・出版社・ニュースサイトで公開されている情報をもとにまとめています。推測にあたる部分は、その旨を書いています。
短篇アニメーション映画しらぬひで原作・脚本・監督・作画監督を務めたのは片野坂亮さんです。コミックナタリーはその経歴を「スーパーの鮮魚コーナーで働く傍ら、フリーの映像作家として実写映画やアニメーション作品の自主制作を続けてきた」と書いています。アニメーション制作を担当したのは、「君の名は。」「すずめの戸締まり」のコミックス・ウェーブ・フィルムです。
📘 この記事でわかること
- 監督が1人で担った役割
- 監督のこれまでの仕事
- 舞台のモデルになった場所
- 監督が撮りたいと思った理由
- 声を当てた3人
- 公開日と制作陣
📈 数字で見るしらぬひ
この映画について確認できること
🔑 作り手と舞台から見ます
- 原作・脚本・監督・作画監督が片野坂亮さん1人。スーパーの鮮魚コーナーで働きながら自主制作を続けてきた映像作家です。
- 制作はコミックス・ウェーブ・フィルム。「君の名は。」「すずめの戸締まり」を手がけたスタジオです。
- 舞台のモデルは熊本県葦北郡津奈木町の旧赤崎小学校。日本で唯一“海の上にある学校”として取り上げられたことがあります。
公開は2026年8月21日(金)より東京・新宿バルト9ほか全国順次ロードショー。声のキャストはあのさん、花澤香菜さん、三木眞一郎さんです。
監督とキャストが語ったこと
キャスト発表と場面カット公開のとき、それぞれからコメントが出ています。
監督のコメントは、作品の主題そのものを説明したものになっています。
「願いは祈りであると同時に、誰かを縛り続ける呪いでもある」
原作・脚本・監督・作画監督を務めた片野坂亮さんのコメントです。
「本作の登場人物たちは、心のどこかで愛を求めながらすれ違い続け、やがて自分でも止められない衝動へとたどり着いていきます。願いは祈りであると同時に、誰かを縛り続ける呪いでもある。痛みを抱えながら、それでも生きようとする彼らの声にならないものを描きたい。キャストの皆さまにはその思いをお伝えし、収録に臨みました。」
「願いは祈りであると同時に、誰かを縛り続ける呪いでもある」。作品のあらすじで「その願いは、やがて呪いへと変わっていく」と説明される部分の、作り手側からの言い方です。
「声にならないものを描きたい」。声優を起用した作品で、描きたいのは声にならないものだと述べています。
湊役のあのさんについては「収録を重ねる中で、その声は痛みに立ち向かう湊そのものになっていき、感情を瞬時に声へ乗せていく表現力に何度も驚かされました」と書いています。
べんちゃん役の花澤香菜さんには「本編では語りきれない背景や、湊に向けている感情についてお伝えしました」。そのうえで「友達のような無邪気さ、姉のような距離感、母のような包容力、そして神さまとしての静けさ」を1つの存在に宿してもらったとしています。
マサル役の三木眞一郎さんについては「決して単純な悪ではなく、弱さや歪みを抱えた一人の人間として、マサルという人物に確かな体温を与えてくださいました」と述べました。
「その時からこの学校が気になってしまい、いつかここで映画を撮りたいと思っていました」
舞台のモデルになった旧赤崎小学校について、片野坂監督が明かしたきっかけです。
「高校生の頃、福岡から熊本県八代市まで自転車で行くという挑戦をした際に、道中に海に浮かぶ旧赤崎小学校が一瞬見えたんです。その時からこの学校が気になってしまい、いつかここで映画を撮りたいと思っていました。」
「一瞬見えた」だけです。自転車で通り過ぎるあいだに目に入った建物が、のちの映画の舞台になりました。
場所は熊本県葦北郡津奈木町の旧赤崎小学校。日本で唯一“海の上にある学校”としてテレビなどで取り上げられたこともある学校です。
作品の舞台は1996年の夏、熊本の海辺の町。監督自身が通りかかった土地が、そのまま作品の土地になっています。
場面カットには海に浮かぶ弁天島に幻想的な光が立ち上がり、その神秘に息をのむ湊や、母親の形見であるくじらのイヤリングを見つめる湊とべんちゃんの姿が収められました。
「「生き方」ではなく、「生きる」というコトに、向き合わされる作品だと思います」
父親・マサル役の三木眞一郎さんのコメントです。3行だけの短いものでした。
「「生き方」ではなく、「生きる」というコトに、向き合わされる作品だと思います。収録現場も緊張感に溢れておりました。多くの方に届くと嬉しいです。」
「生き方」と「生きる」を分けています。どう生きるかではなく、生きること自体だという言い方です。
「収録現場も緊張感に溢れておりました」。現場の空気にも触れています。
湊役のあのさんは、自身初の少年役について「少年の声を吹き込むのは初めてで挑戦的でしたが、子供でありながら子供らしくいることのできない環境に身を置く10歳の揺れ動く感情を精一杯演じさせていただきました」と述べました。
アフレコ直後のインタビューでは「できるかなという不安もありながら」と話し、声の出し方は事前に何種類も試していたと明かしています。
花澤香菜さんは「美しい映像とは対照的に、湊の孤独や恨みに胸が痛みます」と書き、「観ている皆さまにも、べんちゃんと一緒に彼の隣にいてあげてほしいです」と続けました。
「しらぬひ」の基本情報

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 作品名 | しらぬひ |
| 形式 | 短篇アニメーション映画 |
| 原作・脚本・監督・作画監督 | 片野坂亮 |
| 監督のこれまで | スーパーの鮮魚コーナーで働く傍ら、フリーの映像作家として実写映画やアニメーション作品の自主制作を続けてきた |
| アニメーション制作 | コミックス・ウェーブ・フィルム(「君の名は。」「すずめの戸締まり」) |
| 音楽 | 梅林太郎(「ユーリ!!! on ICE」など) |
| 主題歌 | 青葉市子 |
| 公開 | 2026年8月21日(金)より東京・新宿バルト9ほか全国順次ロードショー |
| 舞台 | 1996年の夏の終わり、熊本の海辺の町 |
| 主人公 | 湊(みなと)/10歳の少年 |
| 湊役 | あの |
| べんちゃん役 | 花澤香菜 |
| マサル役 | 三木眞一郎 |
| モデルになった場所 | 熊本県葦北郡津奈木町の旧赤崎小学校 |
| キャッチコピー | その光に、僕は父の死を願った |
監督が1人で担った役割
スタッフ表を見ると、同じ名前が並んでいます。
コミックナタリーが2026年7月10日に報じた内容です。
| 役割 | 担当 |
|---|---|
| 原作 | 片野坂亮 |
| 脚本 | 片野坂亮 |
| 監督 | 片野坂亮 |
| 作画監督 | 片野坂亮 |
| 音楽 | 梅林太郎 |
| 主題歌 | 青葉市子 |
| アニメーション制作 | コミックス・ウェーブ・フィルム |
| 片野坂亮の経歴 | スーパーの鮮魚コーナーで働く傍ら、フリーの映像作家として実写映画やアニメーション作品の自主制作を続けてきた |
| コミックス・ウェーブ・フィルムの代表作 | 君の名は。/すずめの戸締まり |
原作から作画監督まで1人です。物語を考えた人が、絵の最終責任も持っています。
経歴が明記されているのが珍しい点です。ナタリーは「スーパーの鮮魚コーナーで働く傍ら、フリーの映像作家として……自主制作を続けてきた」と書いています。
制作は「君の名は。」のスタジオ。自主制作を続けてきた作家の作品を、コミックス・ウェーブ・フィルムが手がけています。
音楽と主題歌は外部から。音楽は「ユーリ!!! on ICE」などの梅林太郎さん、主題歌は青葉市子さんです。
舞台のモデルになった場所
実在の場所が作品に入っています。
コミックナタリーが2026年7月10日に報じた内容です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル | 熊本県葦北郡津奈木町の旧赤崎小学校 |
| その特徴 | 日本で唯一“海の上にある学校”としてテレビなどで取り上げられたこともある |
| 監督が知ったきっかけ | 高校生の頃、福岡から熊本県八代市まで自転車で行く挑戦をした際に、道中で一瞬見えた |
| 作品の舞台 | 1996年の夏、熊本の海辺の町 |
| 作中の島 | 弁天島 |
| 島にあるもの | 海辺の祠。少女の神さま“べんちゃん”が宿る |
| “しらぬひ”とは | 1つだけ願いを叶える光 |
| 公開された場面カット | 13点 |
実在の廃校が出発点です。監督が自転車で通りかかったときに見た建物でした。
“海の上にある学校”という特徴が、そのまま作品の海辺の風景につながっています。
“しらぬひ”は1つだけ願いを叶える光。弁天島から見える不思議な光として描かれます。
場面カットには「家を出ていった妻への思いをこじらせたまま酒に溺れ、湊と向き合うことができない父親・マサルの凄まじい表情」も含まれていました。
声を当てた3人と物語
登場人物は3人です。
映画ナタリーが2026年5月1日と6月9日に報じた内容です。
| 人物 | 説明 | 声 |
|---|---|---|
| 湊(みなと) | 1996年の夏の終わり、酒に溺れる父親のもとで生きる10歳の少年。1つだけ願いを叶える光“しらぬひ”に祈りを捧げる | あの |
| べんちゃん | 湊の唯一の心のよりどころ。弁天島に現れる少女の神さま | 花澤香菜 |
| マサル | 湊の心に深い影を落とす父親 | 三木眞一郎 |
| 湊の願い | その願いは、やがて呪いへと変わっていく | — |
| 湊の状態 | 愛を求めるが故に憎しみにのまれていく | — |
| 母親の形見 | くじらのイヤリング | — |
| キャッチコピー | その光に、僕は父の死を願った | — |
| あのにとっての位置づけ | 自身初の少年役 | — |
登場人物は実質3人です。少年、神さま、父親。
あのさんは初めての少年役でした。アフレコ直後のインタビューで「できるかなという不安もありながら」と話し、声の出し方は事前に何種類も試していたと明かしています。
キャッチコピーが物語を示しています。「その光に、僕は父の死を願った」。願いの中身が最初から公表されている構成です。
アフレコ映像では、あのさんが「しらぬひは一度だけ願いを叶えてくれる神様の光だって言ってた。本当かな?」というセリフを収録する様子が公開されました。
ここから先は筆者の見方です
ここから先は公表情報からの筆者の解釈です。関係者の説明ではありません。
1人で4役を担ったということ
片野坂亮さんは原作・脚本・監督・作画監督を1人で務めました。自主制作を続けてきた作家の作品を、コミックス・ウェーブ・フィルムが制作しています。
筆者の見方では、この体制は自主制作の延長にあると思います。1人で全部やるのは、個人制作のやり方です。それをスタジオの規模で通した形に見えます。
経歴が公表されていること自体も珍しいです。「スーパーの鮮魚コーナーで働く傍ら」。作品の紹介文に、監督の本業が書かれています。ここは筆者の観察です。
願いと呪いを同じものとしたこと
監督は「願いは祈りであると同時に、誰かを縛り続ける呪いでもある」と書きました。あらすじも「その願いは、やがて呪いへと変わっていく」としています。
筆者の見方では、これは「変わる」話ではなく「もともと同じ」話だという宣言です。監督の言い方は「同時に」であって「やがて」ではありません。
10歳の子どもが父の死を願う。その願いが叶うかどうかではなく、願ったこと自体が残るという構造だと読めます。ここは筆者の推測です。
観る前に知っておくと良さそうなこと
ここは筆者の判断になります。
短篇アニメーション映画です。長篇ではありません。
公開は2026年8月21日(金)、東京・新宿バルト9ほか全国順次ロードショー。上映状況は時期によって変わるため確認してください。
舞台のモデルは熊本県葦北郡津奈木町の旧赤崎小学校。実在の廃校です。
音楽は梅林太郎さん、主題歌は青葉市子さん。音の面も作品の一部として作られています。
どこで読める?
「しらぬひ」は短篇アニメーション映画で、原作・脚本・監督・作画監督を片野坂亮さんが務めています。
アニメーション制作は「君の名は。」「すずめの戸締まり」のコミックス・ウェーブ・フィルム。音楽は梅林太郎さん、主題歌は青葉市子さんです。
公開は2026年8月21日(金)より、東京・新宿バルト9ほか全国順次ロードショーです。
上映状況は時期によって変わるため、公式情報で確認してください。
よくある質問
監督は誰?
片野坂亮さんです。原作・脚本・監督・作画監督を1人で担っています。
片野坂亮さんはどんな人?
コミックナタリーは「スーパーの鮮魚コーナーで働く傍ら、フリーの映像作家として実写映画やアニメーション作品の自主制作を続けてきた」と紹介しています。
制作はどこ?
コミックス・ウェーブ・フィルムです。「君の名は。」「すずめの戸締まり」を手がけたスタジオです。
どんな話?
1996年の夏の終わり、酒に溺れる父親のもとで生きる10歳の少年・湊が、1つだけ願いを叶える光“しらぬひ”に祈りを捧げます。しかしその願いは、やがて呪いへと変わっていきます。
声のキャストは?
湊役があのさん、湊を見守る神さま“べんちゃん”役が花澤香菜さん、父親・マサル役が三木眞一郎さんです。
あのさんは少年役の経験がある?
自身初の少年役です。「少年の声を吹き込むのは初めてで挑戦的でしたが」とコメントしています。
舞台のモデルは?
熊本県葦北郡津奈木町の旧赤崎小学校です。日本で唯一“海の上にある学校”としてテレビなどで取り上げられたこともあります。
監督はなぜその場所を選んだ?
「高校生の頃、福岡から熊本県八代市まで自転車で行くという挑戦をした際に、道中に海に浮かぶ旧赤崎小学校が一瞬見えたんです。その時からこの学校が気になってしまい、いつかここで映画を撮りたいと思っていました」と明かしています。
音楽と主題歌は?
音楽が「ユーリ!!! on ICE」などで知られる梅林太郎さん、主題歌が青葉市子さんです。
いつ公開された?
2026年8月21日(金)より、東京・新宿バルト9ほか全国順次ロードショーです。
まとめ
短篇アニメーション映画『しらぬひ』で原作・脚本・監督・作画監督を務めたのは片野坂亮さんです。コミックナタリーはその経歴を「スーパーの鮮魚コーナーで働く傍ら、フリーの映像作家として実写映画やアニメーション作品の自主制作を続けてきた」と紹介しています。アニメーション制作は「君の名は。」「すずめの戸締まり」のコミックス・ウェーブ・フィルム、音楽は梅林太郎さん、主題歌は青葉市子さん。1996年の夏の終わり、熊本の海辺の町で、酒に溺れる父親のもとに生きる10歳の少年・湊が、1つだけ願いを叶える光“しらぬひ”に祈りを捧げます。舞台のモデルは熊本県葦北郡津奈木町の旧赤崎小学校で、監督が高校生の頃に自転車で通りかかって一瞬見た場所でした。声のキャストは湊役があのさん、べんちゃん役が花澤香菜さん、マサル役が三木眞一郎さん。公開は2026年8月21日です。
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出典
- 映画ナタリー「しらぬひ」あのが10歳の少年に息を吹き込む、花澤香菜・三木眞一郎も参加(2026年5月1日)
- コミックナタリー 短編アニメ映画「しらぬひ」場面カット13点公開、登場人物の抱える心境を切り取る(2026年7月10日)
- 映画ナタリー あのが父親の死を願う少年の切実さ表現、「しらぬひ」アフレコ映像やインタビュー解禁(2026年6月9日)
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