※本記事は、公式サイト・出版社・ニュースサイトで公開されている情報をもとにまとめています。推測にあたる部分は、その旨を書いています。
忘却バッテリーの原作とアニメの違いは、原作者が自分で挙げています。みかわ絵子さんはジャンプフェスタ2026のステージで、アニメ第11話の千早のシーンについてこう語りました。「アニメでは特別に千早に『やる!』と言わせることが出来たので、その違いも楽しんで欲しいです!」。推測ではありません。作者が違いの箇所を名指しし、そこを楽しんでほしいと言っています。同じステージでは、アニメ第1期から「コメディ」「野球」「友情・感動」の3テーマで“原作の魅力を引き出してくれた”シーンが発表されました。
📘 この記事でわかること
- 原作者が名指しした違い
- 3テーマで選ばれた3つのシーン
- 第9話のギャグが成立した条件
- 試合制作担当が選んだシーン
- 第2期の放送時期と新キャラ
- 舞台版のキャスト
📈 数字で見る忘却バッテリー
原作とアニメはどこが違うのか
🔑 原作者が1か所を名指ししています
- アニメ第11話の千早のシーン。みかわ絵子さんが「アニメでは特別に千早に『やる!』と言わせることが出来た」と語っています。
- 「その違いも楽しんで欲しいです!」。作者本人が違いを推奨しています。
- 脚本は量が増えた。「千早回も大事なセリフが多くてかなりの量の脚本になってしまいました」とも述べています。
この発言は2025年12月20日の「ジャンプフェスタ2026」内ステージで、コミックナタリーが報じたものです。
原作者と制作陣が語ったこと
コミックナタリーは2025年12月20日、「ジャンプフェスタ2026」内で行われた「忘却バッテリー」ステージのイベントレポートを掲載しました。
ステージには増田俊樹さん(清峰葉流火役)、宮野真守さん(要圭役)、阿座上洋平さん(藤堂葵役)、島﨑信長さん(千早瞬平役)、梶裕貴さん(山田太郎役)が登壇。最初のコーナー「みかわ先生 高嶋先生に聞いてみた」で、原作者のみかわ絵子さんとアニメで試合制作を担当した高嶋栄充さんが、アニメ第1期から“原作の魅力を引き出してくれた”と思うシーンを発表しました。
「アニメでは特別に千早に『やる!』と言わせることが出来た」
「友情・感動」のテーマで第11話の千早のシーンが選ばれたときのコメントです。
「千早回も大事なセリフが多くてかなりの量の脚本になってしまいましたが、その分もの凄い濃度の面白さになってると思います! アニメでは特別に千早に『やる!』と言わせることが出来たので、その違いも楽しんで欲しいです!」
「アニメでは特別に」という言い方です。原作にない台詞が加わったことを、作者が認めて紹介しています。
「その違いも楽しんで欲しいです!」。違いを問題ではなく見どころとして提示しています。原作者の側からの推奨です。
「かなりの量の脚本になってしまいました」。台詞が多いことを制約として挙げつつ、「その分もの凄い濃度の面白さになってる」と続けています。
「言わせることが出来た」という表現にも注目できます。原作ではできなかったことがアニメでできた、という順序に読めます。
「宮野さんが声優じゃないと成立しない贅沢なギャグ」
「コメディ」のテーマで第9話が選ばれたときのコメントです。アニメでしか成立しない仕掛けについて話しています。
「知名度のある宮野さんが声優じゃないと成立しない贅沢なギャグなので、めちゃくちゃ推し回です!」
選ばれた場面は、第9話でアニメの設定画とともに宮野真守さんの宣材写真が登場したところです。キャラクターではなく声優本人の写真が出ます。
「宮野さんが声優じゃないと成立しない」。キャスティングが決まったあとでしか作れないギャグです。原作にあった仕掛けではありません。
「贅沢なギャグ」という言い方をしています。1回のために知名度を使う、という意味で読めます。
つまり作者が挙げた「コメディ」の推し回は、アニメだからできたことでした。原作の再現ではありません。
「1期では日常の中にも沢山の野球が表現されていて」
「野球」のテーマで第7話が選ばれたときのコメントです。試合制作を担当した人の言葉です。
「野球シーンといえば本来試合を上げるべきでしょうが1期では日常の中にも沢山の野球が表現されていて、その中でもこのシーンは別格でアニメでもバッセンの空気、マシンやネットの緻密さ、吹き抜けの空、そして2人の声や仕草、野球への想いを全て表現してくださいました」
選ばれたのは第7話、藤堂葵の背中合わせのバッティングセンターのシーンです。試合ではありません。
「本来試合を上げるべきでしょうが」と自分で断っています。試合制作の担当者が、試合以外の場面を選んでいます。
挙げている要素が具体的です。「バッセンの空気、マシンやネットの緻密さ、吹き抜けの空」。背景と設備の描写です。
そのうえで「2人の声や仕草、野球への想いを全て表現してくださいました」。第1期は日常の中に野球が置かれているという見方が示されています。
「忘却バッテリー」の基本情報

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 作品名 | 忘却バッテリー |
| 作者 | みかわ絵子 |
| アニメ第1期 | 2024年放送 |
| アニメ第2期 | 2027年放送 |
| 清峰葉流火役 | 増田俊樹 |
| 要圭役 | 宮野真守 |
| 藤堂葵役 | 阿座上洋平 |
| 千早瞬平役 | 島﨑信長 |
| 山田太郎役 | 梶裕貴 |
| アニメ 試合制作 | 高嶋栄充 |
| そのほかの出演 | 細谷佳正、松岡禎丞、鈴木達央、福山潤 |
| 第2期の新キャラクター | 飛高翔太、陽ノ本当 |
| 主題歌関連 | 「ライラック」のフルサイズMVにアニメ映像を使用(中園真登が監修) |
| 舞台版 | 清峰役 田中涼星/圭役 荒牧慶彦/東京・大阪で上演 |
| 舞台版 追加キャスト | 上山航平、大見拓土ほか(千早役は櫻井圭登から交代) |
| 単行本23巻 | 2026年1月5日発売 |
3テーマで選ばれたシーン
原作者と試合制作担当が、アニメ第1期から“原作の魅力を引き出してくれた”と思うシーンを3つのテーマで挙げました。
コミックナタリーが2025年12月20日に報じたステージの内容です。
| テーマ | 選ばれたシーン | 選んだ人 |
|---|---|---|
| コメディ | 第9話。アニメの設定画とともに宮野真守の宣材写真が登場した場面 | みかわ絵子がコメント |
| 野球 | 第7話。藤堂葵の背中合わせのバッティングセンターでのシーン | 高嶋栄充がコメント |
| 友情・感動 | 第11話。千早のシーン | みかわ絵子がコメント |
3つのうち2つが、アニメで加わった要素を含んでいます。第9話は声優の宣材写真、第11話は原作にない台詞です。
「野球」で選ばれたのが試合ではありません。バッティングセンターの場面です。試合制作の担当者が自ら「本来試合を上げるべきでしょうが」と断っています。
コーナー名は「みかわ先生 高嶋先生に聞いてみた」。原作者と制作スタッフの2人に答えさせる形式でした。
選定の基準は“原作の魅力を引き出してくれた”シーンです。原作に忠実かどうかではありません。
ステージの進行と登壇者
「ジャンプフェスタ2026」内で行われたステージです。
コミックナタリーが2025年12月20日に報じた内容です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 日付 | 2025年12月20日(「ジャンプフェスタ2026」内) |
| 登壇 | 増田俊樹(清峰葉流火役)、宮野真守(要圭役)、阿座上洋平(藤堂葵役)、島﨑信長(千早瞬平役)、梶裕貴(山田太郎役) |
| 登場演出 | シルエットが映し出され、「リリースの瞬間」「フォアボールを狙う姿」などのポージングを決めた |
| 司会 | 冒頭は梶裕貴が進行。その後、阿座上洋平にバトンタッチ |
| 司会交代の経緯 | 阿座上は昨年のステージでいつか司会をやりたいと語っていた |
| 原作者の参加 | 会場には手紙を送り、宮野真守が代読した |
原作者のみかわ絵子さんは登壇していません。シーン選定のコメントは寄せられたもので、ステージでは手紙が宮野真守さんに代読されました。
司会が途中で交代しています。梶裕貴さんから阿座上洋平さんへ。前年のステージで阿座上さんが「いつか司会をやりたい」と語っていたことを受けた進行でした。
登場時のポージングが「フォアボールを狙う姿」。野球作品らしい選択ですが、打つ姿でも投げる姿でもありません。
第2期について発表されたこと
同じステージで第2期の情報が出ています。
コミックナタリーが2025年12月20日に報じた内容です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 放送時期 | 2027年 |
| 公開されたもの | 第2期から登場する飛高翔太、陽ノ本当のキャラクター設定画 |
| 描き下ろし | みかわ絵子が「ジャンプフェスタ2026」のために描き下ろしたイラストを披露 |
| プレゼント | そのイラストを用いたアクリルパネルを抽選で100人に |
| 応募方法の掲載場所 | 2026年1月5日発売の単行本23巻の紙版の帯 |
| 第2期制作決定の発表 | 2024年11月10日(原作イラストを用いた映像に録り下ろしボイス) |
| 関連イベント | 「忘却フェスタ2026」。振り返り上映に増田俊樹、宮野真守らが参加 |
応募方法が「紙版の帯」に載っています。電子版ではなく紙の単行本23巻(2026年1月5日発売)が必要になります。
第2期の新キャラクターは飛高翔太と陽ノ本当。設定画がステージで公開されました。
第2期の制作決定自体は2024年11月10日に発表されています。放送時期の2027年がこのステージで明らかになりました。
アニメ以外の展開
舞台と音楽の展開もあります。
コミックナタリーの記事見出しから確認できる内容です。
| 形態 | 内容 |
|---|---|
| 舞台 | 初の舞台化。清峰役は田中涼星、圭役は荒牧慶彦。東京・大阪で上演 |
| 舞台 追加キャスト | 上山航平、大見拓土ほか(千早役は櫻井圭登から交代) |
| 音楽 | 「ライラック」のフルサイズMVにアニメの映像を使用。中園真登が監修 |
| イベント | アニメ「忘却バッテリー」イベント。大塚剛央、石井マークらが追加出演 |
| グッズ | 宝谷シニアをイメージしたチームTシャツ、清峰らのルームミスト |
舞台では清峰と圭のキャストが別です。アニメの増田俊樹さん・宮野真守さんではなく、田中涼星さん・荒牧慶彦さんが演じました。
「ライラック」のMVにアニメ映像が使われています。フルサイズ版で、中園真登さんが監修と報じられています。
グッズに「宝谷シニアをイメージしたチームTシャツ」があります。作品内のチームを実物の衣類にした商品です。
ここから先は筆者の見方です
ここから先は公表情報からの筆者の解釈です。関係者の説明ではありません。
「言わせることが出来た」という言い方
みかわ絵子さんは第11話について「アニメでは特別に千早に『やる!』と言わせることが出来た」と語りました。
筆者の見方では、原作では言わせられなかった台詞だったのだと思います。「出来た」という言い方は、できなかった状態があったことを含みます。
マンガは台詞が増えるとコマが埋まります。アニメは音声なので、絵を止めずに言葉を足せます。媒体の制約が違うから足せたのではないか。ここは筆者の読みです。
同じコメントで「かなりの量の脚本になってしまいました」とも述べています。台詞量の話が出ているのは、そこが焦点だったからでしょう。
3つの推し回のうち2つがアニメ由来だったこと
選定の基準は“原作の魅力を引き出してくれた”シーンでした。ところが選ばれた3つのうち、第9話は声優の宣材写真、第11話は原作にない台詞です。
筆者の見方では、原作者にとって「魅力を引き出す」は再現ではないということだと思います。原作どおりに描かれた場面ではなく、アニメだから足せた部分が挙がっています。
第9話のギャグは「宮野さんが声優じゃないと成立しない」。キャスティングが決まったあとでしか作れない仕掛けです。原作の再現からは出てきません。
そう考えると、この作品で「原作とアニメの違い」を探す作業は、作者が歓迎している見方に近いことになります。ここは筆者の整理です。
どこから読むか・観るか
ここは筆者の判断になります。
どちらからでも入れます。ただ第11話の「やる!」を違いとして味わうには、原作を読んでいる必要があります。逆に言えば、原作を先に読んだ人にだけ見える見どころが用意されています。
アニメ第1期を観るなら第7話・第9話・第11話に注目できます。原作者と試合制作担当が3テーマで挙げた回です。第7話はバッティングセンター、第9話は宮野真守さんの宣材写真、第11話は千早のシーンです。
第2期は2027年放送。新キャラクターの飛高翔太と陽ノ本当が登場します。原作を追うなら、単行本23巻が2026年1月5日発売です。
舞台版もあります(清峰役 田中涼星さん、圭役 荒牧慶彦さん)。アニメとはキャストが別なので、別物として観ることになります。配信・上演状況は時期によって変わるため確認してください。
どこで読める?
「忘却バッテリー」はみかわ絵子さんの作品です。単行本23巻は2026年1月5日発売です。
TVアニメ第1期は2024年に放送。清峰葉流火役は増田俊樹さん、要圭役は宮野真守さんです。第2期は2027年放送予定で、飛高翔太と陽ノ本当が登場します。
本記事で扱ったコメントは、2025年12月20日に「ジャンプフェスタ2026」内で行われたステージのものです。
舞台版は清峰役が田中涼星さん、圭役が荒牧慶彦さんで東京・大阪で上演されました。配信・上演状況は時期によって変わるため確認してください。
よくある質問
忘却バッテリーの原作とアニメの違いは?
原作者のみかわ絵子さんが1か所を名指ししています。アニメ第11話の千早のシーンについて「アニメでは特別に千早に『やる!』と言わせることが出来た」と語り、「その違いも楽しんで欲しいです!」と述べています。
原作者はアニメの違いを問題視している?
していません。「その違いも楽しんで欲しいです!」と、見どころとして紹介しています。
作者が挙げた“推し回”はどこ?
第9話(コメディ)、第7話(野球/高嶋栄充が選定)、第11話(友情・感動)です。2025年12月20日の「ジャンプフェスタ2026」内ステージで発表されました。
第9話の何が推し?
アニメの設定画とともに宮野真守さんの宣材写真が登場する場面です。みかわさんは「知名度のある宮野さんが声優じゃないと成立しない贅沢なギャグ」と説明しています。
第7話はなぜ選ばれた?
試合制作を担当した高嶋栄充さんが、藤堂葵の背中合わせのバッティングセンターのシーンを挙げました。「1期では日常の中にも沢山の野球が表現されていて、その中でもこのシーンは別格」と述べています。
アニメ第2期はいつ?
2027年放送です。第2期から飛高翔太と陽ノ本当が登場します。
アニメのキャストは?
清峰葉流火が増田俊樹さん、要圭が宮野真守さん、藤堂葵が阿座上洋平さん、千早瞬平が島﨑信長さん、山田太郎が梶裕貴さんです。細谷佳正さん、松岡禎丞さん、鈴木達央さん、福山潤さんも出演しています。
舞台版はある?
あります。清峰役が田中涼星さん、圭役が荒牧慶彦さんで、東京と大阪で上演されました。追加キャストに上山航平さんらが入っています。千早瞬平役は、予定されていた櫻井圭登さんが体調不良で降板し、大見拓土さんが全公演に出演しました(舞台公式)。
原作とアニメ、どちらから?
どちらからでも入れます。ただ第11話の「やる!」を違いとして味わうには原作を読んでいる必要があるため、原作を先に読むと見どころが増えます。
まとめ
『忘却バッテリー』の原作とアニメの違いは、原作者が自分で挙げています。みかわ絵子さんは2025年12月20日の「ジャンプフェスタ2026」内ステージで、アニメ第11話の千早のシーンについて「アニメでは特別に千早に『やる!』と言わせることが出来たので、その違いも楽しんで欲しいです!」と語りました。同じコーナーでは、アニメ第1期から“原作の魅力を引き出してくれた”と思うシーンが「コメディ」「野球」「友情・感動」の3テーマで発表され、コメディに選ばれたのは第9話で宮野真守さんの宣材写真が登場する場面。みかわさんは「知名度のある宮野さんが声優じゃないと成立しない贅沢なギャグ」と説明しています。3つのうち2つがアニメで加わった要素でした。野球のテーマでは試合制作を担当した高嶋栄充さんが第7話のバッティングセンターのシーンを挙げ、「本来試合を上げるべきでしょうが」と断りつつ「1期では日常の中にも沢山の野球が表現されていて」と述べています。第2期は2027年放送です。
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出典
- コミックナタリー「忘却バッテリー」みかわ絵子のアニメの“推し回”は?原作と異なるシーンもオススメ(2025年12月20日)
- コミックナタリー「忘却バッテリー」第2期は2027年放送、来秋に大型イベントも(2025年12月20日)
- コミックナタリー みかわ絵子「忘却バッテリー」TVアニメ化!清峰葉流火役は増田俊樹、要圭役は宮野真守
- コミックナタリー「忘却バッテリー」に細谷佳正、宮野真守、松岡禎丞、鈴木達央、福山潤が出演
- コミックナタリー「忘却バッテリー」の映像を使用したフルサイズの「ライラック」MV 中園真登が監修
- コミックナタリー アニメ「忘却バッテリー」イベントのビジュアル公開 大塚剛央、石井マークら追加出演
本記事の画像は公式サイト・公式YouTubeが公開したものを、出典を示して引用しています。文章の引用も必要な範囲にとどめました。©みかわ絵子/集英社
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