『20世紀少年』の「20世紀少年 読む順番」で、いちばん多い間違いがこれです。全22巻を読んでも、物語は終わりません。完結編は『本格科学冒険漫画 21世紀少年』という別タイトルで、上・下の2巻が出ています。つまり読むべきは全24冊。22巻の時点で「話が終わっていない」と感じたら、それは正しい感覚です。この記事では全22巻(2000年3月1日〜2007年1月1日)の発売日とサブタイトルを一覧にし、完全版や電子版との違いまで整理します。
📋 この記事でわかること
- 『20世紀少年』全22巻+『21世紀少年』全2巻=全24冊という構成
- 全22巻の発売日一覧と、各巻のサブタイトル
- 刊行ペースの実測値(平均約119日・約6年10か月)
- 完全版(全11巻)と電子版との違い
- 国内外の受賞歴と累計部数
📈 数字で見る20世紀少年
20世紀少年の読む順番
✅ 全24冊。ここを間違えないでください
- 『20世紀少年』全22集を第1集から順に。巻数表示が「第○集」なので、書店で探すときは注意してください。
- 続けて『21世紀少年』上巻・下巻。これが完結編です。別タイトルなので、22集で止めてしまう人がかなりいます。上巻のサブタイトルは「“ともだち”の死」、下巻は「20世紀少年」です。
- 完全版で読むなら全11巻+1巻。『20世紀少年 完全版』が全11巻、『21世紀少年 完全版』が全1巻。こちらも2冊セットで1つの物語です。
実写映画は3部作で2008年から2009年にかけて公開されました。原作の全24冊ぶんを3本にまとめているので、映画を先に見ると原作の情報量に驚くはずです。
作品の基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 作品名 | 20世紀少年 |
| 作者 | 浦沢直樹 |
| 掲載誌 | ビッグコミックスピリッツ(小学館) |
| レーベル | |
| 連載期間 | 『20世紀少年』1999年〜2006年/『21世紀少年』2007年1月〜7月 |
| 巻数 | 既刊22巻(2007年1月1日時点) |
| 1巻の発売日 | 2000年3月1日 |
| 最新22巻の発売日 | 2007年1月1日 |
| 連載状況 | 完結 |
| 正式タイトル | 『本格科学冒険漫画 20世紀少年』/完結編は『本格科学冒険漫画 21世紀少年』 |
| 巻数表示 | 『20世紀少年』の巻数表示は「第○集」 |
| タイトルの由来 | T・レックスの楽曲「20センチュリー・ボーイ」にちなむ |
| 完全版 | 『20世紀少年 完全版』全11巻(2016年1月29日〜11月30日)/『21世紀少年 完全版』全1巻(2016年12月28日) |
| 電子版 | 『20世紀少年 完全版 デジタル』全22巻、『21世紀少年 完全版 デジタル』全2巻。いずれも2021年12月28日配信開始 |
| 国内の受賞 | 第48回小学館漫画賞 青年一般部門/第25回講談社漫画賞 一般部門/第6回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞/第37回日本漫画家協会賞大賞/第39回星雲賞コミック部門 |
| 海外の受賞 | 2004年 アングレーム国際漫画祭 最優秀長編賞(フランス)/2011年 アイズナー賞 アジア部門最優秀作品賞(米国)/フランスジャパンエキスポアワード グランプリ |
| 実写映画 | 『本格科学冒険映画 20世紀少年』3部作。2008年から2009年にかけて公開 |
物語は大きく4つに分かれる
全24冊は長いので、どこで話の中心が入れ替わるかを知っておくと読み通しやすくなります。この作品は主人公が交代していく構造です。
| 編 | 収録巻 | どんな話か(ネタバレなし) | アニメ |
|---|---|---|---|
| 第1部 | “ともだち”による20世紀末にかけての暗躍と、それに立ち向かう大人になったケンヂたち幼なじみ | ケンヂ | |
| 第2部 | ケンヂが行方不明となり、“ともだち”が世界の救世主として称えられるようになった2015年の世界。密かに反逆を試みる | カンナ | |
| 第3部 | 人類が滅亡し“ともだち”が独裁政治を行う世界に、突如ケンヂが現れる | ケンヂ | |
| 最終部 | “ともだち”亡き後に残された最後の陰謀に立ち向かい、幼少時との決着をつけるべく奔走する | かつての仲間たち |
第2部で主人公が交代します。ケンヂの姪であるカンナが物語を引き継ぐところで、「別の漫画になった」と感じる人がいますが、構造としてそう作られています。
そして最終部が『21世紀少年』の範囲にあたります。ここまで読んで、ようやく1970年前後の少年たちが描いた“よげんの書”の話が閉じます。
『20世紀少年』全22集の刊行データ(発売日・サブタイトル)
20世紀少年の単行本は、1巻(2000年3月1日)から最終22巻(2007年1月1日)まで約6.8年。1冊あたりの間隔は平均で約119日(約3.9か月)でした。
間隔がいちばん空いたのは275日(21巻→22巻)、いちばん短かったのは61日(9巻→10巻)です(同日発売を除く)。
| 集 | 発売日 | 前の集から | サブタイトル | |
|---|---|---|---|---|
| 1巻 | 2000年3月1日 | — | ともだち | |
| 2巻 | 2000年7月1日 | 122日 | 予言者 | |
| 3巻 | 2000年10月1日 | 92日 | ギターを持った英雄 | |
| 4巻 | 2001年3月1日 | 151日 | 愛と平和 | |
| 5巻 | 2001年6月1日 | 92日 | さいかい | |
| 6巻 | 2001年9月1日 | 92日 | 最後の希望 | |
| 7巻 | 2001年12月1日 | 91日 | 真実 | |
| 8巻 | 2002年4月1日 | 121日 | ケンヂの歌 | |
| 9巻 | 2002年8月1日 | 122日 | ラビット・ナボコフ | |
| 10巻 | 2002年10月1日 | 61日 | 顔のない少年 | |
| 11巻 | 2003年2月1日 | 123日 | 成分表示 | |
| 12巻 | 2003年5月1日 | 89日 | ともだちの顔 | |
| 13巻 | 2003年8月1日 | 92日 | 終わりの始まり | |
| 14巻 | 2003年11月1日 | 92日 | 少年と夢 | |
| 15巻 | 2004年2月1日 | 92日 | ばんぱくばんざい | |
| 16巻 | 2004年6月1日 | 121日 | 鏡のむこう | |
| 17巻 | 2004年12月1日 | 183日 | クロスカウンター | |
| 18巻 | 2005年4月1日 | 121日 | みんなの歌 | |
| 19巻 | 2005年8月1日 | 122日 | 帰ってきた男 | |
| 20巻 | 2005年12月1日 | 122日 | 人類の勝負 | |
| 21巻 | 2006年4月1日 | 121日 | 宇宙人現る | |
| 22巻 | 2007年1月1日 | 275日 | 正義の始まり |
第1集(2000年3月1日)から第22集(2007年1月1日)まで、1冊あたり平均で約119日。約6年10か月です。週刊連載としては4か月に1冊のペースにあたります。
いちばん空いたのは275日(第21集→第22集)、いちばん短いのは61日(第9集→第10集)でした。最後の間隔が長いのは、連載が2006年に終わり、完結編『21世紀少年』へ移行する時期にあたるためです。
サブタイトルを並べると流れがわかります。「ともだち」「予言者」で始まり、「終わりの始まり」「ばんぱくばんざい」を経て、第22集は「正義の始まり」。最終巻のサブタイトルが「始まり」で終わるのは、そこで完結しないからです。
20世紀少年はどう評価されてきたか
| 作品 | どんな作品か | 刊行 |
|---|---|---|
| 第48回 小学館漫画賞 | 青年一般部門 | 国内 |
| 第25回 講談社漫画賞 | 一般部門 | 国内 |
| 第6回 文化庁メディア芸術祭 | マンガ部門 優秀賞 | 国内 |
| 第37回 日本漫画家協会賞 | 大賞 | 国内 |
| 第39回 星雲賞 | コミック部門 | 国内 |
| アングレーム国際漫画祭 | 最優秀長編賞(2004年) | フランス |
| アイズナー賞 | アジア部門 最優秀作品賞(2011年) | 米国 |
| フランスジャパンエキスポアワード | グランプリ | フランス |
国内の主要なマンガ賞をほぼ総なめにしたうえで、フランスとアメリカの代表的な賞も獲っています。アングレーム国際漫画祭の最優秀長編賞が2004年、アイズナー賞のアジア部門最優秀作品賞が2011年です。
単行本の累計発行部数は3600万部を突破しています。関連書籍として、竹熊健太郎『20世紀少年探偵団』(2008年、浦沢直樹監修)という、作中の舞台になった1970年代の世相・風俗を解説した公式本も出ています。
どこで読める?
紙のコミックスはビッグコミックス(小学館)から『20世紀少年』全22巻、『21世紀少年』全2巻が刊行されています。完結済みなので全巻セットでも手に入りますが、セットに『21世紀少年』が含まれているか確認してください。
完全版は『20世紀少年 完全版』全11巻と『21世紀少年 完全版』全1巻。2016年に刊行されました。
電子版は『20世紀少年 完全版 デジタル』全22巻と『21世紀少年 完全版 デジタル』全2巻が、2021年12月28日から配信されています。
よくある質問
20世紀少年の読む順番は?
『20世紀少年』全22集を第1集から順に読み、続けて『21世紀少年』上巻・下巻を読みます。全24冊で1つの物語です。
22巻で終わりじゃないの?
違います。完結編は『本格科学冒険漫画 21世紀少年』という別タイトルで、上・下の2巻が出ています。22集のサブタイトルが「正義の始まり」であることからも、そこで終わらないのがわかります。
なぜ「第○集」という表記なの?
『20世紀少年』の単行本は巻数表示が「第○集」です。書店や電子書店で探すときに「巻」で検索すると見つけにくいことがあります。
完全版とは何が違う?
『20世紀少年 完全版』は全11巻、『21世紀少年 完全版』は全1巻で、2016年に刊行されました。収録内容は同じですが巻の区切りが違います。
刊行ペースは?
第1集(2000年3月1日)から第22集(2007年1月1日)まで、1冊あたり平均で約119日でした。
映画から入ってもいい?
『本格科学冒険映画 20世紀少年』3部作が2008年から2009年にかけて公開されました。原作24冊ぶんを3本にまとめているため、情報量はかなり圧縮されています。原作から入るほうが、この作品の密度をそのまま味わえます。
まとめ
『20世紀少年』の読む順番でいちばん大事なのは、全22巻では終わらないということです。完結編は『本格科学冒険漫画 21世紀少年』という別タイトルで上・下2巻。読むべきは全24冊です。『20世紀少年』の単行本は2000年3月1日の第1集「ともだち」から2007年1月1日の第22集「正義の始まり」まで、平均約119日ペースで約6年10か月。物語は主人公が入れ替わる4部構成で、最終部が『21世紀少年』にあたります。国内の主要なマンガ賞に加えて、アングレーム国際漫画祭の最優秀長編賞(2004年)とアイズナー賞アジア部門最優秀作品賞(2011年)も受賞しています。
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出典
作品の画像は掲載していません。刊行データは各巻の書誌情報にもとづいています。©浦沢直樹/小学館
※ アイキャッチ画像はGemini AIで生成したイメージ画像です
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