浦沢直樹『MONSTER』の「MONSTER 読む順番」は、1巻から18巻まで順番どおりです。本編の途中に挟む外伝や番外編はありません(関連書籍として『もうひとつのMONSTER』があります)。判断が要るのは版のほうで、オリジナルのビッグコミックスは全18巻、完全版は全9巻。巻の区切りが違います。この記事では版の違いを整理したうえで、全18巻(1995年6月30日〜2002年2月28日)の発売日と各巻のサブタイトルを一覧にします。「ヘルDr.テンマ」から「終わりの風景」まで並べると、この長編がどこへ向かったのかが見えてきます。
📋 この記事でわかること
- 全18巻の読む順番と、完全版(全9巻)との違い
- 全18巻の発売日一覧と、各巻のサブタイトル
- 刊行ペースの実測値(平均約143日・約6年8か月)
- 受賞歴と累計部数
- テレビアニメと電子書籍の状況
📈 数字で見るMONSTER (漫画)
MONSTERの読む順番
✅ 1巻から順に、版だけ先に決める
- 全18巻を1巻から順に読む。本編の途中に挟む外伝や番外編はありません(関連書籍として『もうひとつのMONSTER』があります)。1995年6月30日から2002年2月28日にかけて刊行された、完結済みの長編です。
- 完全版を選ぶなら全9巻。2008年1月30日から小学館のビッグコミックスで刊行されました。収録話は同じですが巻の区切りが違うため、18巻版と混ぜると読み飛ばしや重複が起きます。
- アニメは原作を読み終えてからでも構いません。2004年4月から2005年9月まで放送されました。サスペンスなので、どちらを先にしても筋は割れます。作品の密度で言えば原作から入るのが確実です。
この作品は「なぜテンマはヨハンを助けたのか」という一点から全18巻が動きます。途中で止めると宙ぶらりんになるタイプの物語なので、読み始めるなら通しで読める時間を確保してください。
作品の基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 作品名 | MONSTER (漫画) |
| 作者 | 浦沢直樹 |
| 掲載誌 | ビッグコミックオリジナル(小学館) |
| レーベル | |
| 連載期間 | 1994年〜2001年 |
| 巻数 | 既刊18巻(2002年2月28日時点) |
| 1巻の発売日 | 1995年6月30日 |
| 最新18巻の発売日 | 2002年2月28日 |
| 連載状況 | 完結 |
| 舞台 | ドイツおよびチェコ |
| 受賞 | 1999年 第3回手塚治虫文化賞マンガ大賞/2000年 第46回小学館漫画賞 青年一般部門 |
| 完全版 | 『MONSTER 完全版』全9巻。2008年1月30日から刊行 |
| テレビアニメ | 2004年4月〜2005年9月に放送 |
| 電子書籍 | 2022年2月28日から配信開始。浦沢作品の電子書籍解禁第2弾だった |
| 扱うテーマ | 冤罪、猟奇殺人、医療倫理、病院内の権力闘争、家族の在り方、児童虐待、東西冷戦とベルリンの壁崩壊前後のドイツ社会など |
MONSTERはどう評価されてきたか
1994年から2001年までの連載中、そして完結後に、この作品が受けた評価を並べます。浦沢直樹さんは本作と『PLUTO』で手塚治虫文化賞マンガ大賞を2度受賞しています。
| 編 | 収録巻 | どんな話か(ネタバレなし) | アニメ |
|---|---|---|---|
| 1994年 | 連載開始 | ビッグコミックオリジナル(小学館) | — |
| 1995年6月30日 | 単行本1巻「ヘルDr.テンマ」発売 | — | — |
| 1999年 | 第3回手塚治虫文化賞マンガ大賞を受賞 | 連載中の受賞 | — |
| 2000年 | 第46回小学館漫画賞 青年一般部門を受賞 | — | — |
| 2001年 | 連載終了 | — | — |
| 2002年2月28日 | 単行本18巻「終わりの風景」発売 | 全18巻で完結 | — |
| 2004年4月〜2005年9月 | テレビアニメ放送 | — | — |
| 2008年1月30日 | 『MONSTER 完全版』全9巻の刊行開始 | — | — |
| 2019年3月時点 | 累計発行部数2000万部を突破 | — | — |
| 2022年2月28日 | 電子版の配信開始 | 浦沢作品の電子書籍解禁第2弾 | — |
注目したいのは受賞が連載中だったことです。1999年の手塚治虫文化賞マンガ大賞は12巻前後の時点、2000年の小学館漫画賞も完結前の受賞にあたります。結末を見ないまま最高賞を出せるだけの作品だった、ということになります。
電子化が2022年と遅かったのも特徴です。浦沢作品は長く電子書籍になっておらず、『MONSTER』は解禁第2弾でした。紙でしか読めない時期が20年以上あった作品です。
全18巻の刊行データ(発売日・サブタイトル)
MONSTER (漫画)の単行本は、1巻(1995年6月30日)から最終18巻(2002年2月28日)まで約6.7年。1冊あたりの間隔は平均で約143日(約4.7か月)でした。
間隔がいちばん空いたのは244日(12巻→13巻)、いちばん短かったのは58日(5巻→6巻)です(同日発売を除く)。
| 巻 | 発売日 | 前の巻から | サブタイトル | |
|---|---|---|---|---|
| 1巻 | 1995年6月30日 | — | ヘルDr.テンマ | |
| 2巻 | 1995年9月30日 | 92日 | 戦慄の誕生日 | |
| 3巻 | 1996年4月27日 | 210日 | 511キンダーハイム | |
| 4巻 | 1996年8月30日 | 125日 | アイシェの友達 | |
| 5巻 | 1997年4月2日 | 215日 | カーニバルのあと… | |
| 6巻 | 1997年5月30日 | 58日 | 秘密の森 | |
| 7巻 | 1997年10月30日 | 153日 | リヒャルト | |
| 8巻 | 1998年2月26日 | 119日 | 名なしのヒーロー | |
| 9巻 | 1998年5月30日 | 93日 | なまえのないかいぶつ | |
| 10巻 | 1998年10月30日 | 153日 | ピクニック | |
| 11巻 | 1999年3月30日 | 151日 | 死角 | |
| 12巻 | 1999年6月30日 | 92日 | バラの屋敷 | |
| 13巻 | 2000年2月29日 | 244日 | 脱走 | |
| 14巻 | 2000年6月30日 | 122日 | あの日の夜 | |
| 15巻 | 2000年10月30日 | 122日 | 記憶の扉 | |
| 16巻 | 2001年2月28日 | 121日 | おかえり | |
| 17巻 | 2001年8月30日 | 183日 | ただいま | |
| 18巻 | 2002年2月28日 | 182日 | 終わりの風景 |
1巻(1995年6月30日)から18巻(2002年2月28日)まで、1冊あたり平均で約143日。約6年8か月で完結しています。隔週連載の作品として、4〜5か月に1冊のペースです。
いちばん空いたのは244日(12巻→13巻)、いちばん短いのは58日(5巻→6巻)でした。
サブタイトルだけを追っても、物語の流れがある程度わかります。「511キンダーハイム」「なまえのないかいぶつ」「バラの屋敷」——固有名詞が出てくる巻は、だいたいそこで物語の前提が更新されています。
どこで読める?
紙のコミックスはビッグコミックス(小学館)から全18巻が刊行されています。完結済みなので全巻セットでも手に入ります。
『MONSTER 完全版』は全9巻で、2008年1月30日から刊行されました。巻数が違うので購入時に版を確認してください。
電子版は2022年2月28日から配信されています。主要な電子書店で読めます。
よくある質問
MONSTERの読む順番は?
1巻から18巻まで順番どおりです。本編の途中に挟む外伝や番外編はありません(関連書籍として『もうひとつのMONSTER』があります)。
全18巻と完全版9巻、どちらを読めばいい?
収録されている話は同じです。巻数を減らしたいなら完全版(全9巻)、感想や考察と巻数を照合したいなら18巻版が便利です。途中で版を乗り換えると巻がずれます。
何年かけて完結した?
単行本は1995年6月30日の1巻から2002年2月28日の18巻まで、約6年8か月です。連載は1994年から2001年まででした。
どんな評価を受けた作品?
1999年に第3回手塚治虫文化賞マンガ大賞、2000年に第46回小学館漫画賞 青年一般部門を受賞しています。どちらも連載中の受賞です。2019年3月時点で累計発行部数2000万部を突破しました。
アニメは原作のどこまで?
2004年4月から2005年9月まで放送されました。長期にわたって放送されたシリーズです。サスペンスなので、原作とアニメのどちらを先にしても筋は割れます。
電子書籍で読める?
読めます。ただし配信開始は2022年2月28日と遅く、浦沢作品の電子書籍解禁第2弾でした。それ以前は紙でしか読めない作品でした。
まとめ
浦沢直樹『MONSTER』の読む順番は1巻から18巻まで順番どおりです。本編の途中に挟む外伝はありません。関連書籍として『もうひとつのMONSTER』(2002年6月21日発売、小学館)があり、本編の後日談も描かれています。決めるべきは版のほうで、オリジナルのビッグコミックスは全18巻、完全版は全9巻。巻の区切りが違います。単行本は1995年6月30日の「ヘルDr.テンマ」から2002年2月28日の「終わりの風景」まで、平均約143日ペースで約6年8か月。1999年に第3回手塚治虫文化賞マンガ大賞、2000年に第46回小学館漫画賞を、いずれも連載中に受賞しています。電子版の配信開始は2022年と遅く、長く紙だけで読まれてきた作品でした。
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出典
本記事では作品の画像を使用していません。刊行データは各巻の書誌情報にもとづいています。©浦沢直樹/小学館
※ アイキャッチ画像はGemini AIで生成したイメージ画像です
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