バーテックスフォース 完全ガイド|4基のエンジン名と武装が素粒子の「力」で一致している

バーテックスフォース アイキャッチ

※ アイキャッチ画像はGemini AIで生成したイメージ画像です

完全新作オリジナルTVアニメ『バーテックスフォース』が2026年10月3日(土)23:30より放送開始。監督・キャラクターデザイン・シリーズ構成を高村和宏(『ストライクウィッチーズ』『ビビッドレッド・オペレーション』)が兼任し、アニメーション制作は『新幹線変形ロボ シンカリオン』の3DCGを手がけたSMDE。この記事が掘るのは「エンジン」の名前です。公式MECHページに並ぶ4基の名前——Graviton/Photon/Boson/Gluon——は、いずれも素粒子物理学で「力を伝える粒子」として実在する用語で、設定画の武装の形がその名前どおりになっています。そして主人公・東道明の機体ENIAだけが「Engine」を名前に持たない——デザイナーまで別人です。

📋 この記事でわかること

  • 放送は2026年10月3日(土)23:30〜。TOKYO MX・BS11・群馬テレビ・とちぎテレビが同時刻、メ〜テレ・ABCテレビは別枠。配信は「10月3日組」と「10月10日組」の2段階
  • 4基のエンジン名 Graviton/Photon/Boson/Gluon は、素粒子物理学で自然界の力を伝える粒子にあたる名前。設定画の武装がそれぞれの力に対応している
  • 主人公・東道明の機体ENIAだけ「Engine」を名前に持たない。しかもエンジンデザイン=海老川兼武/ENIAデザイン=JNTHEDとデザイナーが分かれている
  • 公式Web企画「ぼくと姉ちゃんの夏日記」全5回は、第1話の直前でぴたりと終わっている。最終回の最後の一行が“パワーダウン”の始まり
  • 高村和宏が監督・キャラクターデザイン・シリーズ構成の3役を兼任。メカは3DCG(CGディレクター・モデリングディレクターを配置)、キャラは総作画監督の手描き
  • キービジュアル4枚にキャッチコピーが4本。うち1枚は「地球を守る、夏休みが始まる。」で、夏日記と季節が地続きであることを裏付けている

📈 数字で見る『バーテックスフォース』

10月3日 23:30
放送開始(TOKYO MXほか/AT-Xは10月5日)
4基+1機
Engine名を持つ機体4基と、持たないENIA 1機
3役
高村和宏の兼任(監督・キャラクターデザイン・シリーズ構成)
全5回
放送前に公開された公式Web企画「ぼくと姉ちゃんの夏日記」

『バーテックスフォース』の放送情報

項目内容
放送開始2026年10月3日(土)23:30より
TOKYO MX10月3日(土)より 毎週土曜23:30〜
BS1110月3日(土)より 毎週土曜23:30〜
群馬テレビ10月3日(土)より 毎週土曜23:30〜
とちぎテレビ10月3日(土)より 毎週土曜23:30〜
メ〜テレ10月3日(土)より 毎週土曜26:30〜
ABCテレビ10月7日(水)より 毎週水曜27:15〜
AT-X10月5日(月)23:30〜(リピート放送 毎週水曜11:30/毎週金曜17:30)※公式NEWSに記載
配信(地上波同時・最速)2026年10月3日より毎週土曜23:30以降/U-NEXT、アニメ放題、dアニメストア(ニコニコ支店、for Prime Video、for LINEマンガ)
配信(順次)2026年10月10日より毎週土曜0:00以降/ABEMA、AnimeFesta、DMM TV、FOD、Hulu、Lemino、Prime Video、TELASA(見放題プラン)、J:COM STREAM(見放題)、milplus見放題パックプライム、TVer、ニコニコ生放送、ニコニコチャンネル、バンダイチャンネル、ふらっと動画
オープニングテーマClariS「シンクロブルー」(作詞・作曲・編曲:丸山真由子/2026年11月11日(水)発売)
エンディングテーマはしメロ「エメラルド」(作詞:はしメロ・東京真中/作曲:はしメロ/編曲:Shin Sakiura)

23:30スタートが4局そろっています。TOKYO MX・BS11・群馬テレビ・とちぎテレビが10月3日(土)23:30で横並び、メ〜テレだけ同日26:30(=10月4日未明2:30)、ABCテレビは4日遅れて10月7日(水)27:15(=8日未明3:15)です。BS11が初週から23:30に入っているので、関東以外でもリアルタイム視聴のハードルは低い編成です。

ひとつ注意点があります。AT-Xは公式サイトのONAIRページには載っていません。2026年9月12日の公式NEWS(キービジュアル第2弾&メインPV第2弾公開の告知)の放送情報欄には「AT-X 10月5日(月)23:30〜」とリピート放送の枠まで明記されているのに、ONAIRページの放送局一覧は6局のままです。AT-Xで観る予定の人は、NEWS側の記載を根拠にしてください(2026年9月16日時点)。

配信は2段階です。10月3日から地上波同時・最速で観られるのはU-NEXT/アニメ放題/dアニメストア系の3系統のみ。ABEMA・DMM TV・Prime Video・Hulu・TVerなど残りは1週間遅れの10月10日から順次。初週から追うなら前者、まとめ見でいいなら後者で十分です。

独自評価:6軸レーダーで見る本作

「期待度★4」とだけ書かれても何も伝わりません。当サイトでは同じ6軸・同じ基準で作品を採点し、その根拠を必ず公開しています。実測値(公表部数やスコアサイトの数値)と編集部の判断を分けて表示しているので、納得できない軸は読み飛ばしてください。

📊 バーテックスフォース 評価レーダー

6軸すべて5点満点。「実測」は公表値・スコアサイトの数値、「編集部判断」は当サイトの評価です。根拠は下表に全部載せています。

原作人気 3.0 前シーズン満足度 3.0 制作体制の安定度 4.5 声優陣の厚み 4.5 途中から入れるか 3.0 今期の話題性 4.0

総合スコア 3.7 / 5.0

評価軸 点数 根拠 種別
原作人気3.0完全新作オリジナルTVアニメで原作なし。既存ファン層を持たないため、判断材料は監督・スタッフの実績とアニプレックスの座組みのみ。原作つき作品と同じ尺度では測れないため中央値寄りに置いた編集部判断
前シーズン満足度3.0完全新作のため前シーズンなし。代わりに放送前コンテンツの量(キービジュアル4枚、メインPV2本を含む公式動画4本、公式Web企画「ぼくと姉ちゃんの夏日記」全5回、先行上映会)を評価した編集部判断
制作体制の安定度4.5監督・キャラクターデザイン・シリーズ構成を高村和宏が兼任(シリーズ構成は鈴木雅詞と共同)。副監督に久慈悟郎、エンジンデザインに海老川兼武、ENIAデザインにJNTHED、総作画監督に小野田将人、音楽に信澤宣明、音響監督に吉田知弘。アニメーション制作はSMDEで、CGディレクター田所洋行・モデリングディレクター簡長鵬を別途配置している実測
声優陣の厚み4.5東道明=小市眞琴、東道晴香=本渡楓、エレノア・ノースブルック=小清水亜美、ララ・ズーデンシュタイン=潘めぐみ、仁科陽子=高橋李依、アラン=浦和希、EDVA=水樹奈々の7役が公式発表済み(2026年9月12日にアラン・EDVAの2役が追加発表)実測
途中から入れるか3.0世界規模の異変から始まる連続ストーリーで、パイロット5人とエンジン4基の対応関係を把握する必要がある。一方で公式サイトに前日譚「ぼくと姉ちゃんの夏日記」全5回が無料で置かれており、第1話前の助走が用意されている点は加点した編集部判断
今期の話題性4.0OPがClariS「シンクロブルー」、EDがはしメロ「エメラルド」。2026年9月20日にユナイテッド・シネマ豊洲で先行上映会、11月29日に北九州ポップカルチャーフェスティバル2026でステージ登壇、京都アニメーションフェスティバル2026ではアニプレックスブースに展示と、イベント露出が続く編集部判断

※ スコアは2026年9月16日時点の公開情報にもとづく当サイトの評価です。追加発表後に見直します。

作品紹介:“エンジン”は父から継ぐもので、主人公はそれを継いでいない

第1弾キービジュアル。キャッチコピーは「エンジン、始動!」(出典:アニメ公式サイト) バーテックスフォース
第1弾キービジュアル。キャッチコピーは「エンジン、始動!」(出典:アニメ公式サイト)

舞台はオキナワの北部。中学生の東道明(とうどう あきら)は、姉の晴香と、カフェを営む母親との3人で平穏に暮らしています。父はこの3人の中にいません。

この家族には秘密があります。公式あらすじの表現をそのまま引くと——「晴香は父から“エンジン”と呼ばれる力を受け継いでおり、他人にその力を隠して生活していた」。つまりエンジンは機械ではなく、父から子へ受け継がれる力の名前です。

そして続く一文が本作の出発点になります。「一方、明は父の力を継いでおらず、自らの弱さにコンプレックスを抱いていた」。姉は持っていて、弟は持っていない。しかも明のキャラクター紹介には「姉から常に守られる立場でいることにコンプレックスを抱いている」とあり、同じコンプレックスが2箇所に書かれています

物語を動かすのは“パワーダウン”と呼ばれる現象です。世界中のネットワークが麻痺する——スマホもテレビも使えなくなる、という規模の異変。不便さを感じながら日常を送っていた明たちの前で、突如、晴香の額が赤く光ります

それは「かつてEDVAが地球に迫ったとき、父の身に起きたのと同じ現象」。つまりEDVAの襲来は初めてではなく、前回は父の世代が対応したと読めます。父がいまこの家にいないことと、この一文はおそらく無関係ではありません。

敵の正体も公式キャラクター紹介に書かれています。EDVA「テイア星で開発された存在。反逆して星を滅ぼしたのち、ENIAを追って地球に辿り着いた」。明たちをサポートするアラン「テイア星で開発された高機能汎用型アシストモジュール」味方の支援モジュールも、敵も、同じ星の産物です。

整理すると、ENIA・EDVA・アランはいずれもテイア星由来で、地球側の人間が受け継いでいる「エンジン」もその系譜にあると読めます。地球で生まれた力ではない——ここが、よくある「選ばれた子どもたち」ものとの分かれ目になりそうな設定です。

【図解】エンジン4基の名前は、そのまま武装の形になっている

🧭 Graviton・Photon・Boson・Gluon — 素粒子物理学で「力を伝える粒子」の名前

公式サイトのMECHページには5機が並んでいます。ENIA/Graviton Engine/Photon Engine/Boson Engine/Gluon Engine。各機体ページの見出しには搭乗者名が英字で併記されているので、誰がどの機体に乗るかは公式に確定しています。そして4基のEngine名は、いずれも素粒子物理学で「力を伝える粒子」として実在する用語です。設定画と並べると、名前と武装の形が対応していることが分かります。

東道晴香(Graviton Engine)
東道晴香(Graviton Engine)
CV:本渡楓/16歳・明の姉
🔨
① Graviton=重力子。伝えるのは「重力」
青い機体に、巨大な円筒ユニットを備えた腕
青い機体に、巨大な円筒ユニットを備えた腕
4基のうち最も「重さ」を感じさせるシルエット
グラビトン(重力子)は、重力を伝えると考えられている仮説上の粒子です。重力は質量に働く力——そして公式設定画のGraviton Engineは、機体サイズに対して不釣り合いなほど大きな円筒状のユニットを腕に抱えた形をしています。飛び道具でも刃でもなく、質量そのものを武器にした形状に見えます。搭乗者の晴香は公式紹介で「身体を動かすことが得意」とされ、後述する公式Web企画では跳躍で力を披露します。
エレノア・ノースブルック(Photon Engine)
エレノア・ノースブルック(Photon Engine)
CV:小清水亜美/18歳・アメリカ出身
💡
② Photon=光子。伝えるのは「電磁力」
前方を向いた双砲身と、橙色の発光
前方を向いた双砲身と、橙色の発光
低い姿勢で砲を構えた形をとる
フォトン(光子)は電磁相互作用を伝える粒子で、光そのものです。電磁力は遠く離れていても届く力——設定画のPhoton Engineは前方に2本の砲身を突き出した射撃形態で、機体の周囲に橙色の発光が広がっています。4基のなかで唯一、明確に「撃つ」形。搭乗者のエレノアは「勝気な性格で、EDVAを倒すべく日々鍛錬を続ける努力家」——敵を名指しで倒すと書かれている唯一の人物です。
仁科陽子(Gluon Engine)
仁科陽子(Gluon Engine)
CV:高橋李依/17歳・ホッカイドウ在住
🔥
③ Gluon=グルーオン。伝えるのは「強い力」
赤い機体に、炎をまとった両拳
赤い機体に、炎をまとった両拳
4基のうち唯一、拳が主武装に見える
グルーオンは原子核の中でクォークを結びつける「強い力」を伝える粒子です。強い力の特徴は到達距離が極端に短いかわりに、自然界の力のなかで最も強いこと。設定画のGluon Engineは両腕の先に赤いユニットを備え、炎を噴き出した拳の形をしています。射程を捨てて近接に振り切った武装——名前どおりです。なお搭乗者の名字「仁科」は、日本の原子核物理学の礎を築いた仁科芳雄と同じ表記。原子核に関わる力を担う機体の搭乗者だけが、実在の原子核物理学者と同じ名字という配置は、偶然と見るには収まりが良すぎます(これは当サイトの読みです)。
ララ・ズーデンシュタイン(Boson Engine)
ララ・ズーデンシュタイン(Boson Engine)
CV:潘めぐみ/17歳・スイス出身
⚔️
④ Boson=ボース粒子。「力を伝える粒子」の総称
金色の機体に、大型ブレードを放射状に展開
金色の機体に、大型ブレードを放射状に展開
4基のうち最も外装の占める面積が大きい
ここが効いています。ボソン(ボース粒子)は個別の粒子名ではなく、上記3つを含む「力を伝える粒子」全体の総称です(弱い力を伝えるW粒子・Z粒子もボソンにあたります)。つまりBoson Engineだけがカテゴリ名を与えられている——3基の上位概念にあたる名前です。搭乗者のララは「頭脳明晰で常に冷静沈着」「時計職人を目指している」と紹介されるスイス出身の17歳。全体を俯瞰する役の機体に、全体を指す名前が割り当てられていると読めます。設定画は金色のブレードを放射状に展開した形で、外装の面積が4基のなかで最大です。

出典:アニメ公式サイト MECH ページ(各機体ページの見出しに搭乗者名が英字で併記)/CHARACTER ページの各紹介文。素粒子名の説明は一般的な物理学の用語解説にもとづく。武装形状についての記述は公式メカ設定画から当サイトが読み取ったものです。

主人公紹介:東道 明(とうどう あきら)

東道 明(とうどう あきら)

東道 明(とうどう あきら)

CV. 小市眞琴

オキナワに住む13歳の男子中学生。人一倍強い正義感を持つ少年。姉から常に守られる立場でいることにコンプレックスを抱いている。父の力を継いでおらず、自らの弱さにコンプレックスを抱いている。搭乗機はENIA。

  • CV:小市眞琴
  • オキナワ北部在住の13歳・男子中学生(パイロット5人で最年少)
  • 人一倍強い正義感を持つ
  • 姉・晴香から常に守られる立場にコンプレックスを抱いている
  • 父から「エンジン」の力を継いでいない
  • 搭乗機はENIA——5機のうち唯一、名前に「Engine」が付かない機体

深掘り:主人公だけが「Engine」を持っていない——デザイナーまで別人

MECHページの5機を名前で並べると、明の機体だけ規則から外れています。Graviton Engine/Photon Engine/Boson Engine/Gluon Engine——そしてENIA4人ぶんには「Engine」が付き、明の1機だけ付いていません。

これは表記の揺れではなく、スタッフ表の役職名まで分かれています。公式のメインスタッフは「エンジンデザイン:海老川兼武」「ENIAデザイン:JNTHED」の2項目。海老川兼武は『機動戦士ガンダム00』などで知られるメカニックデザイナー、JNTHEDは『機動戦士ガンダム 水星の魔女』に参加したデザイナーです。4基のEngineと1機のENIAは、最初から別の人が設計しているということです。

設定画を見ると差は一目です。Engine 4基はいずれも大型の外装と武装(円筒・砲身・拳・ブレード)を抱えているのに対し、ENIAは武装らしいものを持たない、素体に近い人型。白とシアンだけの、装飾のないシルエットです。

第2弾キービジュアルの構図も同じことを言っています。4人のパイロットはそれぞれ自機の色(橙・青・赤・金)と組み合わせた帯のなかに配置され、明だけが中央でENIAの前に立っている——武装を持たない機体と、力を継いでいない主人公が、画面の中心に置かれた構成です。

では「ENIA」とは何なのか。あらすじには「反逆して星を滅ぼしたのち、ENIAを追って地球に辿り着いた」(EDVAの説明)とあります。ENIAは“エンジンを積んだ機体”ではなく、テイア星から地球へ逃れてきた存在そのものではないか——だから機体名に「Engine」が付かないのではないか、というのが当サイトの読みです。人間側が父から受け継いでいる「エンジン」の出どころも、おそらくここにあります。

演じるのは小市眞琴。13歳の少年役です。ちなみに9月20日の先行上映会、11月29日の北九州ポップカルチャーフェスティバルのステージ、どちらにも小市眞琴と本渡楓(晴香役)がそろって登壇予定——イベント側の座組みも「姉弟2人」が基本になっています。

ヒロイン紹介:東道晴香(とうどう はるか)

東道晴香(とうどう はるか)

東道晴香(とうどう はるか)

CV. 本渡 楓

明の姉。オキナワに住む16歳の女子高生。天真爛漫な少女で、身体を動かすことが得意。父から“エンジン”と呼ばれる力を受け継いでおり、他人にその力を隠して生活していた。搭乗機はGraviton Engine。

  • CV:本渡 楓
  • オキナワ在住の16歳・女子高生/明の姉
  • 天真爛漫な性格で、身体を動かすことが得意
  • 父から「エンジン」と呼ばれる力を受け継いでいる
  • 他人にその力を隠して生活していた
  • 物語の序盤で額が赤く光る(かつてEDVAが地球に迫ったとき、父の身に起きたのと同じ現象)
  • 搭乗機はGraviton Engine(重力子)

深掘り:公式が放送前に出した前日譚は、第1話の直前でぴたりと終わっている

公式サイトには夏期特別企画「ぼくと姉ちゃんの夏日記」(#あねなつ)という読み物が置かれています。2026年8月14日から9月4日にかけて全5回が更新され、語り手は弟の明。イラスト付きの短い日記形式です。

第1回がもう「エンジン」の実演になっています。学校帰りに公園を通ると晴香が友達とバスケをしていて、パスを受けて2人をかわし——「そのままシュートかと思いきや、まさかの大ジャンプ!!」。シュートは外れたものの、あまりの高さに周囲は大歓声。そして明の感想が「いつも力を使っちゃダメって言われてるくせに」。あらすじの「他人にその力を隠して生活していた」が、ここで具体的な絵になっています。

第2回から第4回は、海に足だけ入り、スコールでびしょ濡れになり、家に帰って風呂に入る——という他愛のない日常です。毎回の締めが「またお母さんに怒られるよ」で固定されているのが、この企画のフォーマットです。

問題は第5回の最後です。風呂から上がった明がリビングに行くと晴香がアイスを食べている、という日常の続きから、突然こうなります——「あれ?スマホの電波繋がらないんだけど」、そして「…テレビの調子も悪いみたいだ、何も映らなくなっちゃった」。明は「さっきのスコールで電波に影響が出てるのかな?」と流します。

一方、公式あらすじにはこうあります——「“パワーダウン”と呼ばれる世界中のネットワークが麻痺する現象が起こる。不便さを感じながら日常を送っていた明たちだったが、突如晴香の額が赤く光る」第5回の最後で明が「電波のせいかな」と流した違和感が、そのパワーダウンの始まりです。前日譚が、第1話の1行前で終わっている——放送前の読み物としてはかなり丁寧な仕事です。

第6回は「ComingSoon」のまま(2026年9月16日時点)。放送開始前にここまで読んでおくと、第1話の「不便さを感じながら日常を送っていた」が“すでに知っている状態”で始まります。無料で、公式サイト内の /summer/ にあります。

季節についても裏づけがあります。キービジュアルのキャッチコピーのひとつが「地球を守る、夏休みが始まる。」。夏日記の舞台は夏、キービジュアルのコピーも夏休み。前日譚と本編は季節として地続きだと、コピー側からも確認できます。

【図解】人物相関図:パイロット5人+テイア星から来た2体

💞 エンジンを継いだのは姉、継いでいないのは弟

公式サイトのCHARACTERページに載っているのは7人(7体)。搭乗機・年齢・出身を添えて並べると、この作品の配置が見えてきます。

東道 明
東道 明
CV:小市眞琴/13歳・中学生・オキナワ/搭乗機:ENIA
東道晴香
東道晴香
CV:本渡楓/16歳・高校生・オキナワ/Graviton Engine
エレノア・ノースブルック
エレノア・ノースブルック
CV:小清水亜美/18歳・アメリカ出身/Photon Engine
ララ・ズーデンシュタイン
ララ・ズーデンシュタイン
CV:潘めぐみ/17歳・スイス出身/Boson Engine
仁科陽子
仁科陽子
CV:高橋李依/17歳・高校生・ホッカイドウ/Gluon Engine
アラン
アラン
CV:浦和希/テイア星製の高機能汎用型アシストモジュール
EDVA
EDVA
CV:水樹奈々/テイア星で開発された存在。星を滅ぼして地球へ
  • 🏠東道晴香 東道 明 … 姉と弟。父から「エンジン」を継いだのは姉のほうで、明は常に守られる側
  • 🤝アラン 東道 明 … 様々な機能で明たちをサポートする。テイア星で開発された汎用型モジュール
  • エレノア・ノースブルック EDVA … 「EDVAを倒すべく日々鍛錬を続ける努力家」——敵を名指しされている唯一の人物
  • EDVA 東道晴香 … かつてEDVAが地球に迫ったとき、父の身に起きたのと同じ現象が晴香に起きる
  • 🤝ララ・ズーデンシュタイン エレノア・ノースブルック … 海外出身のパイロット2人。冷静沈着なララと勝気なエレノアで性格が対になっている
  • 🤝仁科陽子 東道晴香 … 国内在住の高校生パイロット2人。陽子は「あるトラウマを抱えている」と紹介される
  • EDVA アラン … どちらもテイア星の産物。EDVAは「反逆して星を滅ぼしたのち、ENIAを追って地球に辿り着いた」

💗恋愛/⚔対立・追跡/🏠家族/🤝共闘・関係

出典:アニメ公式サイト CHARACTER ページおよび MECH ページ掲載の各紹介文にもとづく(搭乗機の対応はMECHページ各機体の見出しに明記)

共闘するパイロット3人

エレノア・ノースブルック

エレノア・ノースブルック

CV. 小清水亜美

アメリカ出身の18歳。勝気な性格で、EDVAを倒すべく日々鍛錬を続ける努力家。搭乗機はPhoton Engine。

  • CV:小清水亜美
  • アメリカ出身の18歳(パイロット5人で最年長)
  • 勝気な性格
  • EDVAを倒すべく日々鍛錬を続ける努力家
  • 搭乗機はPhoton Engine(光子=電磁力)
  • 2026年9月20日の先行上映会に登壇予定
ララ・ズーデンシュタイン

ララ・ズーデンシュタイン

CV. 潘 めぐみ

スイス出身の17歳。頭脳明晰で常に冷静沈着な性格。時計職人を目指している。搭乗機はBoson Engine。

  • CV:潘 めぐみ
  • スイス出身の17歳
  • 頭脳明晰で常に冷静沈着な性格
  • 時計職人を目指している
  • 搭乗機はBoson Engine(ボース粒子=力を伝える粒子の総称)
  • 2026年9月20日の先行上映会に登壇予定
仁科陽子(にしな ようこ)

仁科陽子(にしな ようこ)

CV. 高橋李依

ホッカイドウに住む17歳の女子高生。心優しい穏やかな性格だが、あるトラウマを抱えている。搭乗機はGluon Engine。

  • CV:高橋李依
  • ホッカイドウ在住の17歳・女子高生
  • 心優しい穏やかな性格
  • あるトラウマを抱えている
  • 搭乗機はGluon Engine(グルーオン=強い力)

この3人の紹介文はいずれも2行ほどと非常に短いのですが、出身地と年齢が全員に明記されているのが特徴です。並べるとアメリカ18歳/スイス17歳/ホッカイドウ17歳、そこにオキナワの16歳と13歳が加わる——5人全員の年齢と出身が公開済みで、これは放送前の情報量としては多いほうです。

気になるのは日本の地名がカタカナで書かれている点です。公式紹介の表記は「オキナワ」「ホッカイドウ」——沖縄・北海道ではありません。海外出身の2人が「アメリカ」「スイス」とカタカナになるのは自然ですが、日本国内の2地域まで並べてカタカナにするのは選択です。現実の日本そのままではない世界なのか、あるいは全員を同じ基準で「地球上の地名」として並べる意図なのか。いずれにしても公式が意図して揃えた表記だと読めます。

性格の配置も対になっています。エレノアは「勝気」、ララは「常に冷静沈着」——海外出身の2人が正反対。晴香は「天真爛漫」、陽子は「心優しい穏やか」だが「あるトラウマを抱えている」——国内の2人も表裏です。そして明だけが「人一倍強い正義感」と「コンプレックス」の両方を書かれている5人のうち、内面の矛盾を明記されているのは主人公と陽子の2人だけです。

細部でもうひとつ。ララの「時計職人を目指している」はスイス出身という設定と素直に繋がる一文ですが、時計=時間の計測という要素を、素粒子の名前で機体を揃えた作品がわざわざ添えているのは気になります。Boson Engineという「力の総称」を与えられた機体の搭乗者が時間を扱う職を目指している——放送後に回収があるか見ておきたい点です(当サイトの読みです)。

テイア星から来た2体

アラン

アラン

CV. 浦 和希

テイア星で開発された高機能汎用型アシストモジュール。様々な機能で明たちをサポートする。

  • CV:浦 和希(2026年9月12日発表)
  • テイア星で開発された高機能汎用型アシストモジュール
  • 様々な機能で明たちをサポートする
  • 設定画は赤いバンダナを巻いた小型のマスコット型
EDVA

EDVA

CV. 水樹奈々

テイア星で開発された存在。反逆して星を滅ぼしたのち、ENIAを追って地球に辿り着いた。

  • CV:水樹奈々(2026年9月12日発表)
  • テイア星で開発された存在
  • 反逆して星を滅ぼした
  • ENIAを追って地球に辿り着いた
  • かつて地球に迫ったことがあり、そのとき明たちの父の身に「額が赤く光る」現象が起きた

この2体の紹介文を並べると、「テイア星で開発された」が両方に付いていることが分かります。味方の支援モジュールと、星を滅ぼした敵が、同じ星の同じ開発の産物——アランの説明が「汎用型アシストモジュール」、EDVAの説明が「存在」と書き分けられているのも、おそらく意図的です。

「テイア」という名前について。天文学ではテイア(Theia)は、原始地球に衝突して月をつくったとされる仮説上の天体の名前です。砕けた星の一部が地球のそばに残った、という筋書き。本作の設定は「反逆して星を滅ぼしたのち、ENIAを追って地球に辿り着いた」——滅びた星から、地球へ何かが到達するという形が一致します。機体名を素粒子で揃えた作品が、星の名前にも天文学の仮説を持ってきている、という読みです(当サイトの解釈です)。

キャスティングも対称的です。アラン=浦和希、EDVA=水樹奈々。この2役は2026年9月12日に同日発表されました(NEWSでは1件ずつ分けて告知)。パイロット5人の発表より後に、テイア星側の2体をまとめて出すという順番です。

見どころ:監督が3役を兼任し、メカは「素体」と「外装」でデザイナーが分かれている

スタッフ表を眺めていて最初に気づくのは、同じ名前が3回出てくることです。

項目内容
監督・キャラクターデザイン高村和宏(『ストライクウィッチーズ』『ビビッドレッド・オペレーション』)
シリーズ構成高村和宏・鈴木雅詞
副監督久慈悟郎(『ペリリュー ―楽園のゲルニカ―』監督)
エンジンデザイン海老川兼武(『機動戦士ガンダム00』など)
ENIAデザインJNTHED(『機動戦士ガンダム 水星の魔女』)
CGディレクター田所洋行
モデリングディレクター簡 長鵬
総作画監督小野田将人
色彩設計大西峰代
美術監督/美術設定木下了香/天田俊貴
撮影監督/編集八木昌彦/三嶋章紀
音楽/音響監督/音響制作信澤宣明/吉田知弘/dugout
アニメーション制作SMDE(『新幹線変形ロボ シンカリオン』シリーズの3DCG担当)

高村和宏が「監督」「キャラクターデザイン」「シリーズ構成」の3役を持っています(シリーズ構成は鈴木雅詞と共同)。監督とキャラクターデザインの兼任はよくありますが、そこにシリーズ構成まで入るのは多くありません。脚本の設計・絵の設計・演出の設計が同じ人の手にある体制です。完全新作オリジナルで、原作という外部の拘束がない作品なので、この一致は効きやすいはずです。

そのうえで副監督に久慈悟郎が立っています。『ペリリュー ―楽園のゲルニカ―』で監督を務めた人物。監督が3役を抱える体制で副監督を別途置くのは、実務の分担が最初から想定されているということでしょう。

メカのデザインが2項目に分かれているのが本作の特徴です。「エンジンデザイン:海老川兼武」「ENIAデザイン:JNTHED」——前述のとおり、武装を持つEngine 4基武装を持たない素体ENIAで設計者が違います。役職名そのものが「メカニックデザイン」ではなく作品固有の名詞(エンジン/ENIA)で切られている点も、この2つが作品内で別種のものだという表明に見えます。

制作のSMDEは『新幹線変形ロボ シンカリオン』シリーズの3DCGを担当したスタジオです。スタッフ表にCGディレクター(田所洋行)とモデリングディレクター(簡長鵬)が別建てで並び、その横に総作画監督(小野田将人)がいる——メカを3DCG、キャラクターを手描きで分担する体制だと読める並びです。公式イントロダクションも「大迫力の映像で描くSFバトルアクション」と映像面を前に出しています。

最後に、公式の言葉づかいについて。第1弾キービジュアルのコピーが「エンジン、始動!」、9月20日の先行上映会の副題が「-エンジン始動!-」、11月29日の北九州ポップカルチャーフェスティバルのステージ名が「-エンジン全開!-」。さらにOP担当のClariSの公式コメントも「私たちもエンジン全開で、盛り上げていきます!」で締められています。作品名に入っていない「エンジン」という語が、宣伝のあらゆる場所で軸になっている——名前の話から始めたこの記事としては、ここまで一貫しているのは面白い符合です。

公式ビジュアル

ENIA。5機のうち唯一「Engine」を名前に持たず、武装らしいものがない素体に近い人型(デザイン:JNTHED/出典:アニメ公式サイト MECH)
ENIA。5機のうち唯一「Engine」を名前に持たず、武装らしいものがない素体に近い人型(デザイン:JNTHED/出典:アニメ公式サイト MECH)
第2弾キービジュアル「この心臓が動く限り、僕らは戦う」。4人のパイロットが自機の色(橙・青・赤・金)の帯に配置され、明だけが中央でENIAの前に立っている(出典:アニメ公式サイト)
第2弾キービジュアル「この心臓が動く限り、僕らは戦う」。4人のパイロットが自機の色(橙・青・赤・金)の帯に配置され、明だけが中央でENIAの前に立っている(出典:アニメ公式サイト)
キービジュアル「正解は、世界を壊す」。宇宙を背にENIAと白髪の人物が並ぶ構図(出典:アニメ公式サイト)
キービジュアル「正解は、世界を壊す」。宇宙を背にENIAと白髪の人物が並ぶ構図(出典:アニメ公式サイト)
キービジュアル「地球を守る、夏休みが始まる。」。前日譚「ぼくと姉ちゃんの夏日記」と季節が地続きであることを裏付けるコピー(出典:アニメ公式サイト)
キービジュアル「地球を守る、夏休みが始まる。」。前日譚「ぼくと姉ちゃんの夏日記」と季節が地続きであることを裏付けるコピー(出典:アニメ公式サイト)

キャスト・スタッフ

メインキャスト

キャラクター声優
東道 明小市眞琴
東道晴香本渡 楓
エレノア・ノースブルック小清水亜美
ララ・ズーデンシュタイン潘 めぐみ
仁科陽子高橋李依
アラン浦 和希
EDVA水樹奈々

スタッフ

役職担当
監督・キャラクターデザイン高村和宏
副監督久慈悟郎
シリーズ構成高村和宏・鈴木雅詞
エンジンデザイン海老川兼武
ENIAデザインJNTHED
CGディレクター田所洋行
モデリングディレクター簡 長鵬
総作画監督小野田将人
色彩設計大西峰代
美術監督木下了香
美術設定天田俊貴
撮影監督八木昌彦
編集三嶋章紀
音楽信澤宣明
音響監督吉田知弘
音響制作dugout
アニメーション制作SMDE
オープニングテーマClariS「シンクロブルー」(作詞・作曲・編曲:丸山真由子)
エンディングテーマはしメロ「エメラルド」(作詞:はしメロ・東京真中/作曲:はしメロ/編曲:Shin Sakiura)

どこで見られる?

視聴方法内容
放送2026年10月3日(土)23:30〜/TOKYO MX・BS11・群馬テレビ・とちぎテレビ(同時刻)、メ〜テレ(同日26:30)、ABCテレビ(10月7日(水)27:15)
AT-X10月5日(月)23:30〜(リピート 毎週水曜11:30/毎週金曜17:30)※公式NEWSに記載、ONAIRページの一覧には未掲載
配信(最速)2026年10月3日より毎週土曜23:30以降/U-NEXT、アニメ放題、dアニメストア(ニコニコ支店・for Prime Video・for LINEマンガ)
配信(順次)2026年10月10日より毎週土曜0:00以降/ABEMA、AnimeFesta、DMM TV、FOD、Hulu、Lemino、Prime Video、TELASA、J:COM STREAM、milplus、TVer、ニコニコ生放送・ニコニコチャンネル、バンダイチャンネル、ふらっと動画
放送前に読める公式コンテンツ夏期特別企画「ぼくと姉ちゃんの夏日記」全5回(公式サイト内で公開中・第6回はComingSoon)
先行上映会2026年9月20日(日)/ユナイテッド・シネマ豊洲/17:25開演/登壇予定:小市眞琴・本渡楓・小清水亜美・潘めぐみ
イベント北九州ポップカルチャーフェスティバル2026 ステージ「-エンジン全開!-」2026年11月29日(日)/登壇:小市眞琴・本渡楓

初週から追うなら、10月3日に配信が始まる3系統(U-NEXT/アニメ放題/dアニメストア)のいずれかか、BS11の23:30です。ABEMA・DMM TV・Prime Video・Hulu・TVerなどは1週間遅れの10月10日からになるので、第1話の話題に間に合わせたい場合は注意してください。

放送を待たずに今できることは2つあります。ひとつは公式サイトの「ぼくと姉ちゃんの夏日記」全5回を読むこと——前述のとおり、第5回の最後が第1話の入口です。もうひとつは9月20日(日)の先行上映会(ユナイテッド・シネマ豊洲、17:25開演、Blu-ray上映)。チケットはチケットぴあで一般販売が9月8日10:00から始まっています。

よくある質問

放送はいつからですか?

2026年10月3日(土)23:30からです。TOKYO MX・BS11・群馬テレビ・とちぎテレビが同日23:30、メ〜テレが同日26:30、ABCテレビが10月7日(水)27:15。加えて公式NEWSにはAT-Xの10月5日(月)23:30〜(リピート放送 毎週水曜11:30/毎週金曜17:30)も記載されています。

配信はどこで観られますか?

2段階です。2026年10月3日より毎週土曜23:30以降にU-NEXT、アニメ放題、dアニメストア(ニコニコ支店・for Prime Video・for LINEマンガ)で地上波同時・最速配信。10月10日より毎週土曜0:00以降にABEMA、AnimeFesta、DMM TV、FOD、Hulu、Lemino、Prime Video、TELASA(見放題プラン)、J:COM STREAM(見放題)、milplus見放題パックプライム、TVer、ニコニコ生放送・ニコニコチャンネル、バンダイチャンネル、ふらっと動画で順次配信です。

原作はありますか?

ありません。完全新作オリジナルTVアニメです。監督・キャラクターデザイン・シリーズ構成を高村和宏(『ストライクウィッチーズ』『ビビッドレッド・オペレーション』)が担当し、アニメーション制作は『新幹線変形ロボ シンカリオン』シリーズの3DCGを手がけたSMDEです。

主題歌は誰が歌っていますか?

オープニングテーマはClariS「シンクロブルー」(作詞・作曲・編曲:丸山真由子)。CDは2026年11月11日(水)発売で、初回生産限定盤(CD+Blu-ray/5,500円)、通常盤(CD/1,650円)、期間生産限定盤(CD+Blu-ray/2,310円)の3形態です。エンディングテーマははしメロ「エメラルド」(作詞:はしメロ・東京真中/作曲:はしメロ/編曲:Shin Sakiura)。

放送前に楽しめる公式コンテンツはありますか?

あります。公式サイトの夏期特別企画「ぼくと姉ちゃんの夏日記」(#あねなつ)が全5回公開中で、語り手は主人公・東道明。第6回は2026年9月16日時点でComingSoonです。第5回の最後で明が「スマホの電波繋がらないんだけど」と言うところが、本編のあらすじにある“パワーダウン”の始まりと読めるため、第1話の直前まで繋がった前日譚になっています。また2026年9月20日(日)にユナイテッド・シネマ豊洲で先行上映会「-エンジン始動!-」が開催されます(17:25開演、登壇予定:小市眞琴・本渡楓・小清水亜美・潘めぐみ)。

「エンジン」とは何ですか?

父から子へ受け継がれる力の名前です。公式あらすじでは「晴香は父から“エンジン”と呼ばれる力を受け継いでおり、他人にその力を隠して生活していた」とされ、主人公の明は「父の力を継いでおらず、自らの弱さにコンプレックスを抱いていた」と書かれています。機体名としても使われ、晴香=Graviton Engine、エレノア=Photon Engine、ララ=Boson Engine、陽子=Gluon Engineの4基。明が乗るENIAだけが名前に「Engine」を持ちません。

4基のエンジン名にはどんな意味がありますか?

いずれも素粒子物理学で「力を伝える粒子」を指す実在の用語です。グラビトン(重力子)は重力、フォトン(光子)は電磁力、グルーオンは原子核内でクォークを結ぶ「強い力」を伝える粒子で、ボソン(ボース粒子)はそれらを含む総称にあたります。公式メカ設定画を見ると、Graviton Engineは巨大な円筒を抱えた腕、Photon Engineは前方に向いた双砲身、Gluon Engineは炎をまとった両拳、Boson Engineは放射状に展開する大型ブレードという形で、名前が示す力の性質と武装の形が対応して見えます(形状の読み取りは当サイトによるものです)。

まとめ

『バーテックスフォース』は2026年10月3日(土)23:30から放送開始。TOKYO MX・BS11・群馬テレビ・とちぎテレビが同時刻で、配信は10月3日組(U-NEXT/アニメ放題/dアニメストア)と10月10日組の2段階。AT-Xは公式NEWSにのみ記載(10月5日)で、ONAIRページの一覧には入っていません。作品面でこの記事が掘ったのは「エンジン」の名前です。4基の名前Graviton/Photon/Boson/Gluonは素粒子物理学で「力を伝える粒子」を指す実在の用語で、設定画の武装(円筒・砲身・拳・ブレード)がそれぞれの力の性質に対応して見えます。そして主人公・東道明の機体ENIAだけが「Engine」を名前に持たず、デザイナーも海老川兼武ではなくJNTHED——「力を継いでいない主人公」がメカ設定とスタッフ表の両方に書き込まれています。もうひとつ実務的な収穫が、公式Web企画「ぼくと姉ちゃんの夏日記」全5回最終回の最後の一行が、本編あらすじの“パワーダウン”の始まりで、前日譚が第1話の1行前で終わっています。放送前の予習としてはこれが最短です。

出典

記事内のキービジュアル・キャラクタービジュアルは、作品紹介を目的として公式サイトより引用しています。画像の権利はすべて権利者に帰属します。©VERTEX Project

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直近の発売予定

  • 9/29(火) ドカ食いダイスキ! もちづきさん 4巻
  • 10/1(木) 2026年秋アニメ 放送開始
  • 10/1(木) マジカル☆エクスプローラー エロゲの友人キャラに転生したけど、ゲーム知識使って自由に生きる 14巻

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