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『デルタとガンマの理学部ノート』の原作小説は、2026年10月31日時点で第4巻まで発売されています。初めて読むなら第1巻『よって、初恋は証明された。』からです。漫画版第1巻も発売され、アニメ化も発表されています。
科学好きの高校生たちが、学校生活に潜む謎を調べる青春ミステリーです。巻ごとに主題のタイトルが変わるため、シリーズ名だけでなく末尾の巻数を目印にすると順番が分かります。
⏱ 30秒でわかる基本情報(2026年10月31日時点)
- 原作小説:第1〜4巻発売中、電撃文庫
- 著者・イラスト:逆井卓馬・遠坂あさぎ
- 最新巻:『夏空に、未知をさがして。』第4巻、2026年10月9日発売
- 漫画版:包実らっぷによる第1巻、2026年10月27日発売
- アニメ化:2026年10月3日のイベントで発表
デルタとガンマは何巻?
原作小説は第4巻『夏空に、未知をさがして。』まで発売中です。最新巻の発売日は2026年10月9日。第1巻から第4巻まで、電撃文庫から刊行されています。出版社・第4巻
小説は電撃文庫のシリーズです。著者は逆井卓馬、イラストは遠坂あさぎです。漫画版も同じ題名を使っていますが、作画担当と刊行の単位が異なります。電撃文庫特設
| 順番 | 小説の主題名 | 発売日 | 紙版のページ数 |
|---|---|---|---|
| 1 | よって、初恋は証明された。 | 2024年11月8日 | 328 |
| 2 | この青春に、別解はない。 | 2025年7月10日 | 328 |
| 3 | とっておきの論理を、君と。 | 2026年1月9日 | 360 |
| 4 | 夏空に、未知をさがして。 | 2026年10月9日 | 264 |
この4冊には、末尾に共通のシリーズ名と巻数が付いています。書店で主題名だけが大きく表示されていても、「デルタとガンマの理学部ノート」の数字を見れば順番を合わせられます。初めて読む場合は、出会いから描かれる第1巻を先に選ぶのが自然です。第1巻/第2巻/第3巻
まず1冊の入口を確かめたいなら、後で紹介する第1章の公式試し読みを使えます。文章と人物の会話との相性を見てから選べます。
デルタとガンマはどんな二人?
中心になるのは、綱長井高校の出田樟と岩間理桜です。読みはそれぞれ「いずたしょう」「いわまりお」。タイトルにあるデルタは出田の本名の読みではなく愛称で、ガンマは岩間の字音を使った呼び方です。公式試し読み・第一章②
出田の友人・水崎隆一は、小学校以来の付き合いがある人物です。入学直後の会話では、水崎が出田と岩間の席の近さや名前の音を話題にします。タイトルだけを見ると難しい記号の物語にも感じますが、入口にあるのは、同級生との距離を測る会話です。
第一章①では、出田と水崎の気質の違いが登校中のやり取りで示されます。水崎の明るい働きかけに、出田が理屈を交えた返事をする。人物紹介の箇条書きで性格を説明する前に、言葉のやり取りから二人の付き合いが分かる入口になっています。小説の会話の調子を確かめたい人は、この部分を試し読みで読むと判断しやすいでしょう。第一章①
具体的には、日陰を選んで歩く出田と、染めた髪を見せようと日向へ出る水崎が対照的に描かれます。場所の選び方と話題が人物の違いを伝えているので、出田の独白だけを切り離すより、相手の反応まで続けて読む方が会話の形を確かめやすくなります。
昼食の場面ではミニトマトの詰まり方に科学の言葉を使い、出田との間に話題が生まれます。日常の弁当が、相手の関心を知るきっかけになる。ここからは、科学が問題集の中だけではなく、二人の会話の中に置かれていることが見えてきます。第一章③
ミニトマトは、出田が自分の好みで弁当箱の片方いっぱいに詰めてきたものです。両親が朝早く東京へ出勤するため、自分で用意しているという生活の事情も会話から分かります。対する岩間は、母親に作ってもらった弁当を見せます。食べ物の詰まり方から始まった話が、それぞれの朝の生活へ自然に移っていく場面です。
岩間が口にする「最密充塡構造」は、出田にとって予想外の言葉でした。岩間はいったん言い換えようとしますが、出田には科学の話に反応できる下地があります。弁当箱という小さな物から、相手と共通する関心が見つかる。この場面では、科学知識そのものと、好きな話題を他人に出すときのためらいが重なっています。

まず出田と岩間の名前を押さえると、タイトルと会話がつながるね。
1巻では何を調べる?

ここからは公式試し読みと各巻紹介の導入に触れます。
第1巻『よって、初恋は証明された。』の入口には、桜にまつわる謎があります。出版社の紹介には部活勧誘の違和感、巨木の樹齢、密室で姿を消すハムスターなども挙げられています。どれも同じ種類の問題ではなく、学校生活や身の回りにあるものが調べる対象になります。出版社・第1巻
公式試し読みの桜の導入では、木にまつわる説明や言い伝えと、実際にそこへ向かう人物の目的が重なっています。同じ木の話をしていても、何を知りたくて見に行くのかまで一致するとは限りません。二人が一緒に行動する理由を押さえながら読むと、風景の説明も調査の入口として受け止めやすくなります。第一章⑤
その前の会話では、二人に中学の科学部経験があることが分かります。実験の話を通じて相手の関心を知る場面なので、最初から「探偵役」と「説明を聞くだけの役」に固定して読むより、どの話題にどちらが反応するかを見てみたいところです。科学の経験が、所属の紹介だけで終わらず、相手と話すための共通点になっています。第一章④
科学部の思い出として出田が話すのは、ルミノール反応を使った捜査ゲームです。水崎が犯人役、出田が鑑識役になり、痕跡を消す側と探す側に分かれた経験が語られます。出田にとって科学は教科名だけでなく、友人と実際に遊び、驚いた記憶につながっています。得意な話を始めるとつい熱が入り、相手の反応を見て話しすぎたかと気にするところにも、教室の会話らしい近さがあります。第一章④
山道では、植物について説明する出田に岩間が質問し、言葉を交わしながら理解が進む様子が描かれます。ここでは、専門用語の数そのものより、質問が返ってくる会話の形が注目点です。知らない言葉が出るたびに読み方を止めてしまう人も、まず誰が何を知ろうとしているのかを追う入口を持てます。第一章⑥
科学が好きなら、観察が話のどこへ置かれているかに注目できます。人物の関係が気になるなら、同じものを前にした二人の反応に目を向けられます。同じ導入でも、自分が追いたいものによって入口が変わります。
試し読みは電撃文庫・電撃の新文芸の公式アカウントがカクヨムで公開しています。ページ名は「第1章丸ごと試し読み」で、表示上の全12話は公開された試し読みの分割数です。公式試し読み一覧
2巻・3巻はどう広がる?

第2巻『この青春に、別解はない。』は、生物部の4人が合宿へ向かう巻です。出版社の紹介では、結論の部分が欠けた約50年前の研究資料と、天狗にまつわる現象が調査の入口になっています。第1巻にも生物部の話はありますが、第2巻では4人での合宿へ舞台が広がります。出版社・第2巻
合宿は連休を利用した二泊三日。四人が調べる場所には森、夜の神社、宝物殿があり、そこに伝わるミイラも観察の対象になります。教室で資料を読むだけの活動から、現地に立って伝説を確かめる活動へ移る巻です。昼と夜、文書と現物という異なる手掛かりが揃うことで、調査の場面を具体的に思い浮かべられます。
怪異を調べに行くという題材には、恐ろしさだけでなく、同じ関心を持つ仲間と泊まりがけで調査できる期待もあります。部活として一緒に出掛ける時間と、伝説に対して疑問を立てる時間が重なるのが、第2巻の舞台の特色です。古い部員の記録を今の部員が引き継ぐ構図にも、学校の中で続いてきた活動の厚みがあります。
研究資料の結論が欠けているため、今の部員たちには調査を引き継ぐ余地があります。過去の記録と、合宿先で自分たちが目にするものを照らし合わせる構図が、天狗にまつわる謎の入口です。
第1巻の紹介にある学校の身近な謎と、第2巻の合宿を並べると、日常の観察から野外での調査へ場所が広がることが分かります。人物がどう知り合い、部の活動へつながるのかを追いたいなら、刊行の巻番号に沿って進める方が関係を整理しやすくなります。

第3巻『とっておきの論理を、君と。』では、夏休み前の「理学部オリ」が紹介されています。物理・化学・生物の部員たちが参加し、出田と岩間は生物部の代表として関わります。第2巻の合宿から一転して、異なる分野の部員が同じ催しに集まるという点が、公式に示された舞台の変化です。出版社・第3巻
理学部オリは、綱長井高校で恒例となっている行事です。代表に選ばれた部員たちは、科学の知識を使いながら街を駆け回って競い合います。机上で問題を解く催しに比べ、移動する場所や一緒に動く相手も目に入る設定で、理系の部活動が街へ開かれていきます。
その一方で出田は、催しの裏側で進む事件を気に掛けています。友人や岩間を守り、行事を成功させるため、秘密を共有する仲間と動くという導入です。競争に勝つことと、参加する人たちの時間を守ること。その二つを抱えて参加する出田に注目すると、行事の楽しさの中にもう一つの緊張があることが分かります。
シリーズ名の「理学部」には、物理部・化学部・生物部が含まれます。生物の側から参加する二人に対して、物理や化学の部員がいる。違う関心を持つ人が同じ場へ集まる巻として押さえると、前の巻との違いをつかめます。
2巻と3巻を比べると、「古い資料をたどる調査」と「分野をまたぐ催し」という異なる入口があります。野外の現象を調べる話に関心があるのか、部員たちが同じ催しへ集まる状況に関心があるのか。どちらが気になるかを考えながら刊行順に進めると、次の巻の舞台を楽しみにできます。

巻ごとの場所と参加者を比べると、シリーズの広がりがつかめるね。
4巻の旅はどこが舞台?

最新第4巻『夏空に、未知をさがして。』は、現在の長崎と、2年前の青森という二つの時間と場所が公式の紹介に登場します。長崎では「龍の化石」の行方を調べる旅行が示され、過去の青森では御影・本郷・唐戸による隕石の調査が紹介されています。出版社・第4巻
4巻の紹介には、生徒会からの依頼や女子中学生のお悩み相談、生物部5人での旅行も登場します。土地を移しただけでなく、依頼をする側や調べる仲間がいることが入口です。化石や隕石という対象の違いと、誰の相談から調査が始まるのかを分けて見ると、二つの時点を整理する手がかりになります。
1巻から4巻までの公表された舞台を並べると、学校での出会い、合宿、部をまたぐ催し、土地を移した旅行という変化があります。4巻だけの地名に惹かれた場合も、先に1巻で二人の話し方を知っておくと、旅をする人物への関心を持って進めます。
| 巻 | 公式紹介から分かる入口 | 注目したい点 |
|---|---|---|
| 1 | 高校入学後の出会いと身近な謎 | 二人の名前と愛称 |
| 2 | 古い研究資料を手掛かりにする合宿 | 結論部分が欠けた約50年前の報告書 |
| 3 | 物理・化学・生物が参加する催し | 生物部の二人と他分野の参加者 |
| 4 | 長崎旅行と過去の青森の調査 | 場所だけでなく時間の違い |
とくに4巻は時間の違いがあるため、出てきた人名と場所を一度に覚えようとするより、どちらの時点の調査を読んでいるかを意識すると整理しやすいでしょう。二つの調査がどう結び付くかについては、本編を読む楽しみに残せます。
漫画とアニメはどう違う?

漫画版第1巻『よって、初恋は証明された。―デルタとガンマの理学部ノート―01』は、2026年10月27日に発売されました。作画は包実らっぷ、原作は逆井卓馬、キャラクターデザインは遠坂あさぎです。小説第1巻と同じ主題名ですが、電撃コミックスNEXTから出る漫画です。漫画第1巻書誌
漫画の書誌には210ページとあり、原作者による書き下ろし短編と、包実らっぷの挿絵の収録も案内されています。単に原作の文章を漫画の形で確認するだけではなく、こうした付属内容が気になる人にも、版を選ぶ手がかりになります。
小説と漫画のどちらを最初の入口にするかは、知りたいことによって分けられます。出田の語りや、会話の間に挟まれる考え方を文章で確かめたいなら、公式の小説試し読みがあります。人物の表情や場面を漫画で確かめたいなら、正規の漫画公開ページから第1話へ進めます。カドコミの作品ページ
アニメ化は2026年10月3日の「電撃文庫 秋の祭典オンライン2026」で発表され、翌日にKADOKAWAがプレスリリースを出しています。KADOKAWAの発表

同じ主題名でも、レーベルと担当者まで確認すると版を選びやすいよ。
今すぐ物語に触れたい人には、発売済みの原作と公式試し読みという入口があります。小説の文章で雰囲気を確かめ、気になったら第1巻を選ぶという順番なら、すぐに読み始められます。
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出典
- 電撃文庫・作品特設
- KADOKAWA・小説第1巻
- KADOKAWA・小説第2巻
- KADOKAWA・小説第3巻
- KADOKAWA・小説第4巻
- KADOKAWA・漫画第1巻
- 電撃文庫公式・第1章試し読み
- カドコミ・漫画作品ページ
- KADOKAWA・アニメ化発表
- 書影:KADOKAWA公式サイトより
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